19:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 00:02:14.02 ID:ZMdZevYj0
「…そう、そんな事があったのね…」
「ごめんね、怒ってる?」
意外だった。
てっきり私と一緒でアイドルをまだ諦めきれなかった花陽が凛を誘って私とやってくれたのだとばかり思ってたけど、本当は私の事を思ってくれた凛がまだ1歩踏み出せずにいた花陽の背中をもう一度押したのね…
当時の私なら確かに同情されてると思って怒っていたかも知れない。
でも凛がどれくらい私の事を大切に思ってくれてるかをわかっている今は違う。
「怒ってなんかないわ、凛には支えられてばっかりね…あの頃も…今も。」
「凛だってそうだよ。にこちゃんにはいつだってお世話になっちゃってる、お互い様だにゃ〜。」
「お、その語尾久しぶりに聞いたわ。…なーんか、昔の話してたら余計懐かしくなっちゃったわね。」
「そうだね〜、クリスマスが楽しみになってきたよ!」
「そうね!…さ、時間もそろそろ良い感じだし寝ましょ?」
「うん、にこちゃんを抱き枕にして寝るにゃ〜!」ウシロカラギューッ
「もう、それじゃ私が寝づらいじゃない!………よし、これでいいわ。」ギュッ
後ろから抱きしめられてる体勢だと寝づらいので振り向いて正面から抱きしめる。
これだとお互い向かい合わせだから寝やすいわね。
「えっ…にこちゃん…?」ドキドキ
「ん、どうかしたの?」
「あ、いや、何でもないよ!(顔が近すぎて、緊張しちゃうよ〜!)」ドキドキ
変な凛。
体勢を変えた途端なんかやけにあたふたとしてるみたい。
あ、ダメだ…眠気が……__________
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