過去ログ - 二宮飛鳥「シンデレラパーティー」
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7:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 05:14:50.50 ID:oKvZNjni0
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その日はそれで終わりだった。他にシンデレラが一人も居なかった……なんて思うほどボクの頭は楽観的にはできていない。おそらくはただ様子見していただけのアイドルが数多く居たはずだ。
彼女たちがボクたちのことを攻撃しなかった理由は一つ。『勝算がまだなかった』からだろう。
完全に不意を突いたと思われた攻撃を防ぎ、すぐさま相手の居場所を感知。大火力での遠距離攻撃で相手の居場所をそのまま破壊し、勝利する。
……自分でも異常だと思う。『神崎蘭子』というアイドルは強すぎる。相手の攻撃を不意打ちであっても防ぐという絶対防御と隠れていても無関係の大火力を有する。そんな敵に何の策もなく突っ込むバカは居ないだろう。
だが、神崎蘭子なんていうアイドルが居るということは、他にもこれだけ強いアイドルが居てもおかしくはない。それがわからないほどボクもバカではない。
にも関わらず、ボクがあんな風に蘭子の力を見せびらかした理由……それは。
奏「飛鳥ちゃん。ちょっと、いいかしら?」
飛鳥「……ああ」
……シンデレラたちを、『釣る』ためだ。
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