過去ログ - 【ガルパンSS】 「そんなものはない」
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7: ◆663LzicDVs[saga]
2016/04/01(金) 04:54:07.61 ID:SGHEm4Bk0
 格納庫には私と西住殿、二人だけになってしまいました。

 困ったことになったであります……

 皆さんにネタバレする暇すらないだなんて、想像もしていませんでした。

 こうなってしまっては、しかたありません。皆さんに説明するのは明日にして、とりあえず西住殿にエイプリルフールネタであることを告げてしまいましょう。

 きっと戦車を降りた後のいつもの西住殿らしく、わたわたと動揺されてるんじゃないでしょうか。すごく嫌がられてたりしたら、さすがに悲しいですけど。

 と思って顔を上げたんですが、私の予想は完全に外れました。
 

 格納庫の扉から差し込む夕日を横顔に受けながら、西住殿は真剣な視線を私に向けていたんです。

 もしかしたら、試合の時ですら見たことがないくらいの、真っ直ぐな視線を。


「あぅ、あの……す、すみませ……!」

 てっきり私がウソをついたのが見抜かれてしまって、それで怒ってらっしゃるんだと思った私は、必死で謝罪を口にしようとしましたが……

 西住殿の口から出てきたのはあまりにも意外な言葉でした。

「ありがとう、優花里さん」

 気が付いたら、一歩歩み寄った西住殿に、私は抱きしめられていて……

 鉄と油の匂いに混じって、西住殿自身の甘い香りが鼻に届いて……

「私も、優花里さんのことが大好き。ごめんね、先に言わせちゃって」

 西住殿がそう言ってくれたような気がするんですが、もうここからは私の妄想なんでしょうか?

 ふわっふわと、熱に浮かされたような状態で家に帰った記憶しかありません。

 道中ずっと握っててくれていた西住殿の手の温かさだけは、どうにか覚えてるんですが。



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