過去ログ - 白の迷路、そして、闇【オリジナル】 -SS速報VIP

過去ログ - 白の迷路、そして、闇【オリジナル】

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2: ◆Be9GWOrGQldq[saga]
2016/04/01(金) 13:50:39.17 ID:OU6jfOpy0
目が覚める。
頭が痛い。
そして、白が目に入る。

身を起こす。目覚める前のことを何も思い出せない。

3: ◆Be9GWOrGQldq[saga]
2016/04/01(金) 13:59:13.38 ID:OU6jfOpy0
ほどなくして、通路が二手に分かれている場所につく。当然のように目印などはない。
実のところ、私はこの白い世界の冒険を少し楽しんでいた。
単純な世界から外れて、この異常ともとれるこの世界の冒険をすることに対して。
分かれ道はどうしようか。適当に決めるか。それとも、何かをして選ぶか。
悩んだ末に、適当に左に行くことにした。

4: ◆Be9GWOrGQldq[saga]
2016/04/01(金) 14:13:23.06 ID:OU6jfOpy0
選んだ道を進んで行くと、またも分かれ道があった。それも三方にのびている。
さっきは適当に選んだので、今度は何かをして選ぼうと思う。どうやって選ぼうか……。

目を閉じ、その場で回って止まった方向に進むことに決めた。
幸い分かれ道は、正面、正面右、右となっていたので、戻る通路を選んだ時もやり直せる。

以下略

5: ◆Be9GWOrGQldq[saga]
2016/04/01(金) 14:27:28.05 ID:OU6jfOpy0
最初の分かれ道から三十分は経っただろうか。あれからいくつもの分かれ道に遭遇し、選び、進んできた。
されどもこの白い世界は何の変化も見せず、ただひたすらに私を奥へと誘う。
もう自分がどこにいるのかすらわからず、この代わり映えのない景色にも飽き飽きとしてきた。
不意に、背後に嫌な気配を感じる。急いで振り返ると、何か……闇のような何かが見えたような気がした。
不思議と黒い生物や物体だなどと感じることはなかった。

6: ◆Be9GWOrGQldq[saga]
2016/04/01(金) 14:48:13.51 ID:OU6jfOpy0
あれから十分ほど進み続けた。直接あの闇の姿は見ていない。だが、確実にその気配は強くなってきていた。
そして、分かれ道に差し掛かる。それと同時にアレの姿が見える。黒い瘴気が集まったようなその姿は、白い通路と対照的で目が覚めるようだった。
闇から感じたのはまるで、恐怖、不安、苦しみ、絶望……。そんな負の感情全てを混ぜたような、そんな嫌な印象だった。
唐突に、闇に動きがある。こちらをずっと探していたかのように急速に迫ってくる。
私はすぐに逃げた。アレに捕まってはまずいと本能的に悟ったからだ。

以下略

7: ◆Be9GWOrGQldq[saga]
2016/04/01(金) 14:51:43.42 ID:OU6jfOpy0
(主コメ)
とりあえずはここまで。一週間以内には続き書けたらいいな。

8:名無しNIPPER[sage]
2016/04/01(金) 14:53:38.28 ID:e4zTb0xWO
新人がsagaと酉の付け方知ってるだけで好感持てる

9:名無しNIPPER[sage]
2016/04/01(金) 16:34:31.71 ID:Orx2I84zO
この後この好感度は下がったのであった

10:名無しNIPPER[sage]
2016/04/01(金) 17:11:47.84 ID:CqShnC+IO
期待

11:名無しNIPPER[sage]
2016/04/01(金) 18:09:02.49 ID:Qkp5FMoCo
晒されてて草

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