過去ログ - ロリ天使「お兄さん、善行を積みませんか?」Heaven
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51: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:35:41.73 ID:BxD3NpOU0
今日はロリ天使との契約が終わる最後の日になる。

あれからロリ天使が大学まで付いてきた日は一日もなかったが、さすがに今日も大学に付いてくるなというのは僕の良心が痛んだので何も言わないでおいた。

…しかし
以下略



52: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:37:26.77 ID:BxD3NpOU0
男(悲しい別れだけど僕もあいつも未練なくここを去れるなら、こんな結末もありなのか?)

結局目標を変えることはなかったし、変えようと思ったこともない。

僕にその気がない以上、いつかはロリ天使とも別れなければならないのだ。
以下略



53: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:39:39.51 ID:BxD3NpOU0
男(最後の善行は何にしよう)

別に何でもいいのだが。

そんなことを考えながら教室の席に座っていると友も教室に入ってきた。
以下略



54: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:40:27.59 ID:BxD3NpOU0
友「で、続きなんだけど…」

男「……?」

友「男?どうした?」
以下略



55: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:41:18.70 ID:BxD3NpOU0
男「……」

友「ど、どした?トイレか?」

男「ごめん、僕今日はもう帰るわ」
以下略



56: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:43:09.61 ID:BxD3NpOU0
男「おいっ!」

ロリ天使「随分とお早い帰宅でしたね」

男「どういうことだよ。僕に何をした?」
以下略



57: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:44:36.44 ID:BxD3NpOU0
ロリ天使「私…」ギュッ

ロリ天使「どうしてもお兄さんと離れたくないんですっ」

男「僕は目標を変えるつもりはないと言ったはずだぞ?」
以下略



58: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:45:39.82 ID:BxD3NpOU0
男「お前、これを繰り返してたら僕とずっと一緒にいられるとでも思ったのか?」

ロリ天使「……」

男「はぁ…分かった。今回のことは水に流してやるよ。別に僕もお前のこと嫌いってわけじゃないし」
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59: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:46:51.71 ID:BxD3NpOU0
男「これを破る、もしくはまたお前が僕の善行を削るようなことがあれば僕は自殺する」

ロリ天使「何言ってるんですか!?」

男「さっきも言った通り僕はお前が嫌いというわけじゃないが…契約してる間ずっとあいつに会えなくなるなら死んだ方がマシだ」
以下略



60: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:51:30.27 ID:BxD3NpOU0
彼女の想いを受け入れることによって僕が作った変な壁はとりあえず撤去された。
何より彼女に愛想尽かされてなかったことを心底安心している僕がいた。
僕ももう結構彼女の愛に飲み込まれかけている。この時それに気がついてしまった。

この約束で僕は自分とロリ天使の間に新しい一線を引いた。
以下略



61: ◆hs5MwVGbLE[saga]
2016/04/03(日) 22:55:58.50 ID:BxD3NpOU0
夜には毎日欠かさずあったお兄さんの温もりが消えてしまった。

ロリ天使「お兄さん、起きていますか?」

男「……」
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