過去ログ - 先輩「図書委員の女の子っていいよなー」後輩「なに言ってんですか?」
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87:名無しNIPPER[saga]
2016/04/01(金) 21:42:33.99 ID:lYTww3tx0

演劇部「えへへー、感激だよ! ということはこの前のあの本の感想は?」

図書委員「ええ。私が彼に指示を出していたわ。いわばあれは私の感想よ」

演劇部「ちなみに図書委員さんはどれくら本を読むの?」

図書委員「そうね、一週間に10冊くらいかしら」

友「ええ!?」

男「そ、そんなに読んでるのか? 一日一冊以上!?」

図書委員「これでもゆっくり読んでいる方なのよ?」

演劇部「さ、さすが本あのお城の中で不貞腐れてる女王様……」

図書委員「なにそれ?」

男「ああ!! いや、それは別になんともないんだ! 気にするなよ!」

図書委員「あら? 男君。その慌てよう……察するにあなたにとってそれは都合の悪い言葉だと判断したわ。具体的に言えばこれは悪意のある言葉として受け取ったほうがいいようね」

男「いやそれは違うっていうかなんていうか……」

友「男。諦めろ。お前じゃどうやったって勝てないよ」

男「そんなぁ……」

図書委員「本のお城で不貞腐れているねぇ……言い得て妙じゃない。少し前までの私を的確にかつ悪意をもった表現方法だわ。褒めてあげる」

男「あ、ありがとうございます……」

図書委員「でも勘違いしないでね。これであなたの罪が消えるわけじゃないから」

男「ひ、ひぇ……」

友「男、お前の屍は拾ってやるぞ」グッ

演劇部「待って! 図書委員ちゃん! 男くんは本当にあなたのことが好きだからそうやって表現したんだよ? そこに悪意なんか入ってるわけないよ!」

図書委員「す、好きだから……?」

演劇部「そう! 男くんは図書委員ちゃんのことが大好きなんだよ!」

図書委員「……あう///」カーッ

演劇部「友くん、友くん」

友「なんだね、演劇部さん?」

演劇部「図書委員さんってすごくかわいいね!」

友「奇遇だな。俺もそう思う」

図書委員「……もう、からかわないで」カーッ

演劇部「図書委員さん! 私と友達になってよ! 一緒にいろんな本のことお話しよ?」

図書委員「え?」チラッ

男「演劇部さんは読書仲間を探してたんだよ。だからお前にちょうどいいかなってさ」

図書委員「男君……」

演劇部「……ダメかな?」

図書委員「ダメなんかじゃない! ……ダメなんかじゃないわ」

演劇部「へへっ! よろしくね、図書委員ちゃん!」ギュッ

図書委員「よろしく……」ギュッ

友「これで一件落着ってやつか?」

男「まぁ、そんなところ……なのかな?」




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