過去ログ - 貴音「Never @gain……」
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2: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:41:20.76 ID:E9uGJYY5O


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以下略



3: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:42:08.03 ID:E9uGJYY5O



『さようなら、あなた様……お元気で』

以下略



4: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:42:45.62 ID:E9uGJYY5O
ーーあの時給湯室の外から感じた気配は、貴音のものだったのだろう。

おそらく、全てを聞かないまま立ち去ってしまったに違いない。

P「貴音……そうじゃなかったんだ」
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5: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:44:18.73 ID:E9uGJYY5O
懐からスマートフォンを取り出す。

俺は素早く画面を操作し、電話をかけた。

相手は音無さんの携帯電話。
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6: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:45:51.47 ID:E9uGJYY5O
P「貴音が……貴音が消えてしまったんです!」

小鳥『……え?』

P「俺があんなこと言わなければ、こんなことには……!」
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7: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:46:25.12 ID:E9uGJYY5O





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8: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:47:43.51 ID:E9uGJYY5O
P「……えっ!?」

小鳥『あっ、もしかして新しい子をスカウトしたとか?流石はプロデューサーさんですね♪』

P「何言ってるんですか!?貴音ですよ、貴音!」
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9: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:48:42.49 ID:E9uGJYY5O



P「……」

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10: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:49:45.60 ID:E9uGJYY5O
その後も、俺は手当たり次第に電話をかけてみた。

他のアイドルのみんな。テレビ局のスタッフ。営業先のお偉いさん……。


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11: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:50:26.22 ID:E9uGJYY5O

……


足に力が入らず、俺は膝から崩れ落ちる。
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12: ◆VnQqj7hYj1Uu[saga]
2016/04/01(金) 23:51:10.42 ID:E9uGJYY5O
俺以外の誰一人、貴音のことを覚えている人物はいないのだろうか。

貴音の存在自体が、この世界から消えてしまったのだろうか。

……俺には、もうどうしようもないのか。
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