6:名無しNIPPER[sage]
2016/04/03(日) 00:17:24.33 ID:2IpqvLFDO
ラブ&なんなのか
7:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:17:35.80 ID:/dsnqPA80
ライブ自体は無事終了したんだろうけど、アタシの心は薄ら暗いままだった。
8:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:23:21.32 ID:/dsnqPA80
綺麗な人だと思った。
アタシにはよく分かんないけど薄く化粧をしてて大人な雰囲気だった。
9:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:29:08.96 ID:/dsnqPA80
そんなちょっとズレた感じの人だったけど、彼女にも譲れない物があったんだ。
10:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:29:49.19 ID:/dsnqPA80
アタシは平和は好きだったけど自分で世界を平和にしたいとかそういうことを考えたことがなかった。
ただヒーローになりたい、それが夢で目標だった。
11:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:30:36.35 ID:/dsnqPA80
ヒーローは「目的」じゃない「手段」なんだ。
彼らは平穏を護る、復讐を遂げる、悪の根源を消滅させるなど「目的」は数あれど、その「手段」にヒーローを用いていただけに過ぎない。
12:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:31:15.62 ID:/dsnqPA80
そして混乱した末にアタシはある時、事務所で彼女に全てをぶちまけた。
それは癇癪にも近いものだったんだと思う。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:32:27.20 ID:/dsnqPA80
ひとしきり泣き喚いて落ち着くと急に恥ずかしくなってきて、思わず彼女の服に顔を埋めた。
大人の女性の甘い香りと、その名前の通り仄かに漂う柑橘系の香りに頭がクラクラした。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:33:09.10 ID:/dsnqPA80
それから彼女とアタシは一緒に仕事をすることが多くなった。
デパートの屋上でのライブや、CDショップでのイベントなど規模は大きくなかったけど数多くこなした。
15:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:33:37.90 ID:/dsnqPA80
やがて、アタシ達にはそれなりに大きな仕事が回ってくるようになった。
アタシはアタシの、彼女は彼女の魅力で輝き始めたんだ。
16:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 00:34:20.16 ID:/dsnqPA80
久々に彼女と一緒の大きな仕事だったからアタシは結構ワクワクしてたんだ。
でも与えられた配役を見て、アタシはまたも迷走し始めた。
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