過去ログ - 【ガルパン】西住しほ「おかえりなさい」
1- 20
121:名無しNIPPER[sage]
2016/04/05(火) 06:24:41.03 ID:ZCuA8NE7O
乙!


122:名無しNIPPER[sage]
2016/04/05(火) 22:02:20.89 ID:9P318laK0
乙!


123:名無しNIPPER[sage]
2016/04/05(火) 23:36:36.37 ID:jy61E4wJ0
金曜はまだか!


124:名無しNIPPER[sage]
2016/04/07(木) 00:14:03.12 ID:jJHW6Jlb0
今日が土曜と思って来てみればまだ木曜じゃねーか
もう少し待ってる


125:名無しNIPPER
2016/04/08(金) 21:40:06.41 ID:TKUU/4+z0
age


126: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/09(土) 22:05:57.39 ID:iF80Ipuz0
【大学選抜VS大洗女子 試合会場】

 空は快晴、風もない。試合観戦にはもってこいの陽気である。昨日のうちに設営は済ませ、既に試合準備は終わっていた。
全ての手配を引受け一夜で終わらせるあたり、役人の手腕が伺える。その仕事ぶりに、しほは彼への評価を改めた。
 試合前に運営スタッフや審判団に挨拶に向かうと見知った顔が駆けてくる。
以下略



127: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/09(土) 22:08:21.34 ID:iF80Ipuz0

 大雑把なようだが、実際は実直で真摯な彼女を門下に持って誇らしく思う。彼女も忙しい身であるにも関わらず時間を作ってくれているのだ。そういった裏での労を表に出さない彼女は本当に器量の大きいできた人だ。そんな彼女はもちろん、この試合は多くの人の協力で成り立っている。
挨拶へ回ったところ、そういった運営の人達も皆蝶野と同じようなことを言う。良い人達ばかりだ。彼女らもまた戦車道を学び、魅了されそれに関する職へついた者達である。こうした温かい人柄の人間が育つのだから、戦車道という武芸はやはり素晴らしい。
 試合とは異なる裏方の人達の働きを見て、戦車道は多くの人に愛され支えられているのだと改めて感じるのだった。



128: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/09(土) 22:09:18.22 ID:iF80Ipuz0
【試合観覧席】

 モニターから少し離れた位置の観覧席に座ると、直ぐに視界を遮るように目の前に日傘が現れた。相変わらずわかりやすく挑発してくる、前席に座る相手に声をかける。

しほ「モニターが見えないわ、日傘を閉じるか席をずらしてして貰えますか」
以下略



129: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/09(土) 22:11:09.89 ID:iF80Ipuz0

 自分達が試合をするわけでも無いのに、互いに威嚇し合う二人。異様な雰囲気のその二人を避けるように彼女達の周りの席には誰も腰をおろさなかった。
二人もその空気のままに千代が少し席を横に座り直し、それっきりお互いそれ以上話すことなくモニターへ視線を移した。
 彼女とは以前より交流が有った。ただしそれは交遊等や対話のような可愛らしいものではない。試合の中で互いの指揮の元に戦車同士でのぶつかり合いによるものだ。学生時代の大会で彼女と争わなかった大会は無いといってもいい。それもその筈で両者は強者で有り、その大会の覇権を握る為に最後まで必ず残るのだから。どちらも宣言したわけでは無いが、そうした雌雄を決する機会が多かったが為に互いを好敵手と認めていた。同時に苦汁をなめさせられた宿敵でもある。


130: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/09(土) 22:12:59.49 ID:iF80Ipuz0

 そういった事情からこの二人の間にあるのは戦車を通した会話が全てであり、仲良く観覧を楽しむような間柄ではないのだ。そしてこの試合は自分達の育てた娘による戦車戦であるため、今回もある意味では戦車を通して二人の交流が行われていると言えるだろう。
 じきに試合が始まる。島田千代と西住しほによる久しぶりの戦車道による戦が始まろうとしていた。


205Res/101.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice