過去ログ - 【ガルパン】西住しほ「おかえりなさい」
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59: ◆5yXN2jIX2Y[sage saga]
2016/04/03(日) 14:49:17.84 ID:RVCvaGcC0

 しかし飛び移るみほの表情はどこまでも真剣で、これこそが正しい私の在り方なのだ。そう語っているように見えた。やはり彼女は『西住流』ではないのだろう。万が一の事故の可能性を見過ごせず、なにより尊ぶは仲間であるとする姿勢。黒森峰では有り得ないものだ。
 だがその在り方は仲間に正しく浸透し、共感を得ているのだろう。昨年のあの試合でみほが飛び出したフラッグ車は、残った乗員は何もできず討ち取られた。対して大洗はみほが抜けたフラッグ車をはじめとする各車両が砲塔を旋回し、迫り来る黒森峰を威嚇射撃し、みほの援護と自主的な防衛を行っている。
互いに仲間を思いやりそれを重んじる。それがモニター越しにでも伝わってきていた。まったく異なる戦車道だ。
 
 会場中が固唾を飲んで見守る中、M3は再び動き出した。観客によっては涙まで流している。『西住流』とは圧倒的強者として見るものに畏怖を与える絶対王者の道だ。だがみほの『それ』は心を惹きつける情愛と信頼の道なのだろう。向かう先の違う『道』を私が示していたならばあの子が迷うのも道理である。
 
しほ「...」


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