過去ログ - 【ガルパン】西住しほ「おかえりなさい」
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:52:28.64 ID:RVCvaGcC0
西住邸客間】
役人「家元襲名おめでとうございます」
以下略
7
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:53:35.58 ID:RVCvaGcC0
しほ「プロリーグや世界大会の準備などはどの程度進んでるんですか?」
役員「ええ順調です。費用面も学園艦をいくつか解体して用立てますから、かなり大きな額になりますよ」
以下略
8
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:54:32.98 ID:RVCvaGcC0
しほ「でもそう...。1年待てば戻ってくるのね、そうしたらもう一度やり直せるかしら...)」
しほ「(あの子はもう戦車道を辞めた、なら帰ってきたら西住流じゃなく....母親として言葉をかけてもいいわよね)」
以下略
9
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:55:47.49 ID:RVCvaGcC0
――――――――――――――――――――――――
【西住邸の一室】
しほ「――――――」
以下略
10
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:56:34.52 ID:RVCvaGcC0
ガバッ
しほ「...そう夢ね」
以下略
11
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:57:21.26 ID:RVCvaGcC0
【黒森峰女学院演習場】
しほ「―――以上で本日の練習を終了します。貴方達は優勝するに足る十分な練度に達しています他校を圧倒してきなさい」
以下略
12
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 01:58:50.83 ID:RVCvaGcC0
みほがこの学園を去った頃は少し気落ちしているようで心配だったけど杞憂だったようね。まほは立派に西住の女らしくなったわ。長女だったこともあり幼少期から後継者として厳しく育ててきた、それでも折れず挫けずまっすぐ育ってくれたことを嬉しく思う。欲を言うならば今もみほと二人並んで戦い、黒森峰を率いていて欲しかったわ。
あったかもしれない未来を思い描き、また少しやるせない気持ちを抱きながら帰路へついた。
13
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 02:00:30.87 ID:RVCvaGcC0
―――――――――――――――――
【西住邸客間】
以下略
14
:
◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 02:08:59.99 ID:RVCvaGcC0
今まで日本には企業から専属契約した社会人チームが存在していたにも関わらず、プロという枠がなかった。企業が行う広告的また興行としての催事専属の社員という扱いになっていた。それでも広大な演習場を持ち、定期的に試合が行われている規模の大きく立派なものである。だが『戦車道とは武芸であり己を磨く為のもの、スポーツではない』とする慣習が日本にはあったためこれまでプロは存在していなかった。
しかし斜陽になりつつある戦車道を次世代に周知・関心を持たせる事を目的に近年その考え方が変わってきたのだ。その変化が形となったのが今回のプロリーグ構想である。本格的にプロ選手を育成、支援していき活性化を図るのだ。世界大会という大規模な催しを日本に誘致し行うことで、歴史ある戦車道を次代に繋げるための変革だ。
15
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 02:11:05.08 ID:RVCvaGcC0
しほ「受けたからには全力で取り組むのは当たり前のこと労力は惜しみません。それほどの実力者を実際に知っているから申し上げているのです」
役人「しかしですねぇ社会人チームの各企業からはスポンサーとしての出資も期待しています。その枠を減らすのは中々...」
以下略
16
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 02:12:48.04 ID:RVCvaGcC0
規模が大きくなると仕方ないことだが金銭の力が強くなる。国の顔となる選手までその力で選ばれるなどあってはなら無い、それがこの国の在り方を表すのだから。なによりこれは戦車道の世界大会なのだ。そんな行為は戦車道を貶めることであり、西住流家元の私が看過などするものか。家元を引き継いでからこうしたやり取りは幾度もあった。不本意ながらそんなことに慣れてしまったと気がつき陰鬱な気分になる。
そういえば勝手に約束を取り付けてしまったがまぁいいでしょう。彼女なら気にせず、むしろ不敵に笑って楽しむに違いない。陰鬱な気分だったが大学選抜を指導する剽軽で爛漫とした昔馴染みを思い出し、その陰りは消えた。あまり会いたくは無いが近々挨拶に行かなければと一人考えつつ、帰る役人を見送りながら結果のわかりきった試合に小さく笑いを漏らすのだった。
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