過去ログ - 【ガルパン】西住しほ「おかえりなさい」
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 21:50:59.73 ID:RVCvaGcC0
こうした理由から表情には出ないが、しほは現在上機嫌である。唯一残念な点といえば、大洗が存続することでみほが戻ってこない。その結果あの子が自主的に戻るまで、以前した決意は実行できないことくらいである。しかしそれもあの子自身の頑張りによって、学園艦が守られた為であるから仕方ない。
気持ちというものは大事なもので、仕事は軽快に勧められていた。明日にはまほも帰ってくる。故に彼女の調子は増すばかり、仕事は速度を落とすことなく完遂されることだろう。
87
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 21:51:37.55 ID:RVCvaGcC0
しかし良い事があれば悪い事もあるもので、彼女の知らないところで自体は動き出していた。不幸が訪れるのは彼女自身ではないのだが、それが娘にもたらされるならばそれは親にとっても同じだろう。未だその不運を知らず親子はそれぞれの日常を進めていた。
88
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 21:52:42.63 ID:RVCvaGcC0
――――――――――――――――――
【西住邸しほの私室】
以下略
89
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 21:54:12.97 ID:RVCvaGcC0
元より学園艦を解体し、来年度の学園艦運営に回す予算を流用すると言っていた。加えて世界大会の代表を社会人チームだけでなく連盟参加者全員にしたことで、社会人チームの会社からスポンサーとしての支援が少なくなると考えたのかもしれない。その結果予算面で、やはり学園艦は解体すると再度決定が下ったのではないだろうか。
この国を思い代表枠は実力者で決めるべきと進言したが、その結果あの子達の守ったものを奪ってしまったのかと暗い気持ちになる。しかし間違ったことをしたわけではないのだ。彼女は後悔はしていない。無論このまま娘の守ったものを手放させるつもりもない。
90
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/04/03(日) 21:55:32.98 ID:RVCvaGcC0
しほ「優勝までした学校を廃校とは、国の方針に反していますね」
理事長『うん、私としてもあまりに可哀想に思う。それに大洗の生徒会長が私のところに直訴に来てね。どうやら文科省まで殴り込みに行きたいそうだ』
以下略
91
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◆5yXN2jIX2Y
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2016/04/03(日) 21:57:33.91 ID:RVCvaGcC0
しかしただ物申すだけのつもりはないのだ。『西住』の門下を出た人物は各方面の有力者は大勢いる。戦車道を好む資産家や企業にも十分心当たりがあった。
プロリーグや世界大会に向けての動きは、まだ周知されていない。それを伝えるだけで彼女らは協力と支援を約束してくれる。戦車道を嗜んだものは現在戦車から離れていたとしても、皆その時の青春を忘れてはいないのだ。
それだけの魅力があり伝統がある武芸なのだ。
それに社会人チームを有する企業も自身のチームの選手が選ばれずとも、スポンサーに確実になってくれるだろう。企業が社会人チームを作るのは、興行としての商売だけでなく純粋に戦車道が好きだからこそ設立しているのだ。役人の彼は戦車道を知らなさすぎる。
以下略
92
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 21:58:36.85 ID:RVCvaGcC0
西住邸の一室】
やることが決まるとすぐに各方面へ向けた文書を書くため、筆を取った。すると庭の方より話し声が聞こえる。
一方はまほであり、もう一方は久しく聞いていなかったみほであった。
以下略
93
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 21:59:18.11 ID:RVCvaGcC0
【西住邸しほの私室】
書面を書き上げ私室へと向かうと、何やらまほがコソコソと私の机を物色している。
以下略
94
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 22:00:30.03 ID:RVCvaGcC0
どうやら私の印鑑を持ち出していたようだ。みほの学校の書類か何かにつかったのだろう。友人と隠すのであれば、もう少し工夫して欲しいものだ。
まほが置いていった友人からのお土産は、大洗の特産品だった。ここまであから様なお土産を持った来たのなら、みほは本当は私と向き合うつもりだったのでは...。
まほが余計な気を利かせなければ、みほと対面できてたのではと考え、しほは顔をしかめるのだった。
以下略
95
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◆5yXN2jIX2Y
[sage saga]
2016/04/03(日) 22:02:09.00 ID:RVCvaGcC0
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【西住邸の一室】
蝶野「―――――――」
以下略
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