3:名無しNIPPER
2016/04/03(日) 19:07:33.99 ID:DHCL1te50
強くなったんだろう、京子は。
……昔はよく泣いていたのにな。
なんて思いながら、休み時間。ぼんやりと窓から外を眺めていたら、背後から現れた二つの手によって不意に視界が塞がれた。
「だーれだ?」
くだらない悪戯だ。
「・・・京子だろ」
この繊細な手のひらの感触は京子以外ありえないし、大体声を聞けばすぐにわかる。
少々ぞんざいに京子の手をどかして、振り返る。
案の定、そこには京子がいた。
「へへ、ばれたかー」
「おまえ、わかりやすすぎるんだよ。で、なに?」
「いやあ、別に? 結衣がつまらなさそうにしてたからさぁ、京子ちゃん分を補給してやろうと思って」
「いらねえよ」
軽くチョップして、つっこみをいれてやる。
……まったく、京子は。
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