過去ログ - 上条「ただいま」レッサー「おかえり」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/04/03(日) 19:44:29.83 ID:oiAg//Kd0
飛行機が目的地に着く時は、いつも機内の雰囲気がガラリと変わる。

それまですっかり冬眠中の熊よろしくぐったりしていた人々が次々に活力を取り戻していくのだ。そして、そんな空気に当てられたかのように眠っていた人が目を覚まし、機内には不思議なエネルギーが満ちていく。

上条当麻は、ボーイング797のシートに身を預けながら、そんなことを考えていた。そうして、機内に充満していた"エネルギー"を吸い込むように大きな欠伸をした。地上は実に半日ぶりとなるので、心身にかなりの疲れが溜まっていたらしい。

できればこのままフカフカのリクライニングシートに身を沈めていたい気分だったが、そうもいっていられない。
まず手近なところにある荷物をまとめると、通り掛かった若いCAに中身が空になったカップを返却した。

「Excuse me, please take it.」
これお願いします

「I appreciate your cooperation. Are you on a trip?」
わざわざどうもありがとうございます。ご旅行ですか?

「No. I'll go back to my hometown for the first time in 2 year.」
いえ、帰郷です。2年ぶりに

「That is wonderful! Have a nice stay.」
とても素敵ですね。お気をつけて行ってらっしゃいませ


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