過去ログ - 屋上に昇って.
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123:名無しNIPPER[sage]
2016/04/21(木) 09:59:01.37 ID:AZtS2+Ht0
おつです


124:名無しNIPPER[sage]
2016/04/21(木) 16:53:42.31 ID:qJZ/qY290



125:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:10:57.43 ID:XpbS07Gqo



 冷蔵庫の中に入っていた麦茶とふたりぶんのグラスを持ってくると、るーは何も言わずに俺の使っている椅子に腰掛けた。

以下略



126:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:11:23.79 ID:XpbS07Gqo

「タクミくん、そういうところありますよね」

「と、言うと?」

以下略



127:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:13:04.85 ID:XpbS07Gqo

「風邪、治ったらさ」

「……はい?」

以下略



128:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:13:30.77 ID:XpbS07Gqo

 あ、と、彼女は何かを思い出したように声をあげた。

「そういえば、タクミくんに言うの忘れてました。一緒に海に行きませんか?」

以下略



129:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:19:03.88 ID:XpbS07Gqo

「まあ、風邪が治ったらの話ですけど」

「……うん。行く」

以下略



130:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:19:29.73 ID:XpbS07Gqo

「……タクミくん、ひょっとして、眠いです?」

「少しだけ」

以下略



131:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:19:56.13 ID:XpbS07Gqo

 本当に眠るのが怖かった。どうしてなのかも分からない。夢がさめてしまいそうな気がしたからかもしれない。
 意識は熱でただでさえぼんやりしていて、そのせいで俺は夢見心地だ。
 どこか現実感のない視界。

以下略



132:名無しNIPPER[saga]
2016/04/23(土) 23:20:26.48 ID:XpbS07Gqo

 宮沢賢治の全集。「よだかの星」だ。
 
「……本、読んでたの?」

以下略



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