315:名無しNIPPER[saga]
2016/05/15(日) 22:55:03.50 ID:GNfKg3P3o
お土産を買ったあとの待ち時間。母は用事があると言って、すぐに帰ってしまった。
「気をつけてね」と言われたけど、何を気をつければいいのやら。
最後にるーと手を振り合って、彼女は行ってしまった。
「……そうだ。わたし、タクミくんに内緒にしてたことがあるんです」
「え? なにそれ」
「いま、近付いてます」
なんだそれ。
と思うと同時に、後ろから何かが俺の視界を覆い隠した。
慌てて払いのけ、振り返る。
よだかが、そこに立っていた。
「や」
と彼女は言った。
396Res/275.74 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。