過去ログ - 【ゆるゆり】撫子「なでさくこたせっせ」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/07(木) 19:21:10.46 ID:IJk3k45co
がちゃっ、と玄関が開く音がした。


撫子「っ!!」はっ


誰かが帰ってきた。きっと花子だ。

こたつの中にいる櫻子には恐らく今の音は聞こえていない。毛布を持ち上げて中にいる櫻子に「櫻子ストップ!」と素早く声をかける。私の声が焦りを伴っているのをわかってくれたのか、櫻子はそこで行為を中断して固まった。


花子「ただいまー」がちゃ

撫子「あ……ああ、おかえりー」

花子「撫子おねえちゃん今日は早いね。花子は未来たちと校庭で遊んでたら遅くなっちゃったし」

撫子「そ、そうなんだ。何してたの?」

花子「なわとびとかー、ボール遊びとかー……」


花子はランドセルをソファの上に置き、流しで手を洗った。櫻子も花子が帰ってきてしまったことに気づいたのか、完全に硬直していた。


花子「楽しかったけど、やっぱりすごく寒かったし。早くこたつ入りたいから走って帰ってきたの!」

撫子(ま、まずい……今こたつ入られたら……!)

花子「撫子おねえちゃん何かおやつ食べる? お母さんが貰ってきたクッキーがあるよ」

撫子「あー……いいや私は。もうすぐご飯だし」

花子「そっか。花子もちょっとだけにしとこ」


当たり障りのない会話で平静を装う。なんとかして少しの時間でも花子をこのリビングから出さなければ。10秒もあれば櫻子をこたつから引きずり出し、私もパンツを履けるはずだ。



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