83:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/09(土) 02:38:50.20 ID:WE/qn88o0
みほ「こうして、わたしたちの1日訓練は終わりになりました」
みほ「実はあれから、あらためてほんとうの交流戦を行い、各校の戦車道は大いに盛り上がったようです」
みほ「訓練チームのわたしたち4人は、黒森峰のY号に乗って、大洗のW号を相手にしました」
みほ「向こうの車長は、お姉ちゃんでした」
みほ「エリカさんが、練習以外で身内と戦うことに最初は戸惑っていましたが、試合のあとにはすごく良い刺激を受けたと言っていました」
みほ「わたしもそう思いました。自分の戦車と戦うなんて、すごく新鮮な気分がしたから」
みほ「知波単の西さんは、『突撃の名を冠する車両に乗れた!』と、V突で戦ったことに感激していました」
みほ「継続高校のミカさんがプラウダの戦車に乗ることになったとき、カチューシャさんはあまりいい顔をしませんでした」
みほ「でも、カチューシャさんはマウスに乗ることになり、それで機嫌がなおったそうです」
みほ「プラウダといえば、ノンナさんが操るファイアフライがとても強く、ナオミさんが対抗心を燃やしていました」
みほ「聖グロのローズヒップさんは、CV33のスピード感が気に入ったらしく、試合後もずっと走りまわっていました」
みほ「それを見たアンツィオのみなさんとレオポンさんチームが意気投合して、一緒にドライブの約束をしたそうです」
みほ「それから、P40が完全な状態で出てきたことにアンチョビさんが感激していました」
みほ「『各学校のあらゆる戦車に乗るべし』と、戦車道連盟の計らいで、修理を完了させてくれたそうです」
みほ「意外なことに、教官も参戦していて驚きました」
みほ「主に各学校の1年生を集めて、M3中戦車リーに搭乗。学校ごとの後継者を育てるためにひと肌脱いだそうです」
みほ「ウサギさんチームのみんなも、めったにない経験ができて嬉しそうでした」
みほ「クラーラさんは試合後、新三郎さんの人力車が珍しいとのことで、乗せてもらってとても喜んでいました。」
みほ「喜ぶといえば、カエサルさんとカルパッチョさんが一緒の戦車になったときの喜びようはすごかったなあ」
みほ「でも、この交流戦をなにより一番喜んでいたのは、優花里さんでした」
みほ「いろんな戦車に乗ることができて、ほんとうに心から楽しそうでした」
みほ「愛里寿ちゃんの計らいでセンチュリオンに乗ったときなんか感動して、ちょっと泣いちゃったらしいです」
みほ「あ、そうそう。優花里さんの髪型はすぐ元に戻したのですが、いまだにケイさんは彼女に会うたびに思い出し笑いをします」
みほ「この訓練……いまおもえばあっという間だった」
みほ「きっといつか、またみんなで集まるときにはこの話になるんだろうなあ」
みほ「あ、もうこんな時間だ」バタバタ
みほ「いってきまーす」バタン
みほ「……っと、鍵をかけなきゃ」ガチャ
キラッ!(ボコられグマキーホルダー)
おしまい
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