17:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:18:07.20 ID:B/SeA5U90
それは『信頼』なんて綺麗な言葉で飾れるようなものではない。
『依存』である。
18:名無しNIPPER
2016/04/11(月) 01:18:49.06 ID:B/SeA5U90
髪を落とし、自らの命を省みず捕われた私を助けに来たときに、たぶん彼女も同じなんだと思った。私たちは昔ほど鈍感ではなかったと思う。彼女だって私の想い気がついていたのだ。それでいて私を傷つけないように、と優しく触れていた。
19:名無しNIPPER
2016/04/11(月) 01:19:38.85 ID:B/SeA5U90
それは“共依存”だ。愛だの恋だのといった、美しくてもの悲しいものではない。もっと黒くドロっとしていて、タールのようにねっとりとこびりついたモノ。
かつて私たちの間に存在していたであろうそれは、気がつかないうちに越えてはならない一線を越えてしまっていた。
それに気づかないふりをして、戦いを口実に、ごまかしながら再び彼女の背中に体を預けられる日々を享受しようとして。
20:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:20:12.75 ID:B/SeA5U90
―――それは一瞬のうちに崩壊した。
21:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:21:04.66 ID:B/SeA5U90
―――――会いたい。
―――――会えない。
22:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:21:48.27 ID:B/SeA5U90
だからこそ彼女は―――距離をおいたのだ。私から、彼女と離れる覚悟なんて出来ないことも、たぶん分かっていて。それで私の手を離す。そういうところもまた彼女の優しさだろう。
いつかその笑顔をまた見られるまで、私は彼女のことを忘れてしまわないとならない。それが笑って会うための条件だ。
23:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:22:27.64 ID:B/SeA5U90
この広い空の下のどこかで、あなたは私のことなんて一度忘れて。
いつかまた―――あなたと“笑って”会える日が来るといいわ。
24:名無しNIPPER
2016/04/11(月) 01:23:02.08 ID:B/SeA5U90
ああ、それでもこんな寒い日には、彼女の温もりを思い出してしまう。
―――手が温もりを求めている。それぐらいのことを、あなたは許してくれますか?
25:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:23:42.86 ID:B/SeA5U90
26:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:25:11.67 ID:B/SeA5U90
こんな感じ。今上げながら見直してみると全然駄目なところが自分で見えてきたつらみ。
一時間ぐらいでグワーッと書いたから結構酷い。こんなんでもアドバイスとか感想とか頂けたらお願いします。
27:名無しNIPPER[sage]
2016/04/11(月) 01:28:11.18 ID:QQ013tXx0
乙
切ないエイラーニャだ
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