6:名無しNIPPER[saga]
2016/04/11(月) 23:10:13.30 ID:ZY5VX3zP0
そもそもの始まりは、中学に上がった頃のことが原因だった。
ちょうどよくお友達を呼び込むようになったねーちゃん。
受験勉強と称して2人が篭った部屋から、微かに唸るような声とともに、ぎし…ぎし…と物音が聞こえるようになった。
私はそれを聞く度になぜか息が早くなり、身体がムズムズし出したのをよく覚えている。
ねーちゃんは自分の部屋で本当にずっと勉強をしているのか、疑っていた。
でも、本当だったらと思うと邪魔するワケにもいかなかったし、お友達が帰ってから聞いてみても「あんたには関係ないでしょ」の一点張り。
そんなことがよく繰り返されるようになり、どうにもできない私はひどく落ち着かなくなった。
そのときから私も、その気を紛らわすために前よりお友達を部屋に呼ぶ回数が増えた。
その始まりの日もみんなで遊んでいると、例に寄って微かな声と物音が聞こえ出した。
私の身体がぴくりと反応したのをすかさず見破り、こそっと声をかけたのがちなつちゃん。
「もしツラいなら、私が治してあげようか?」と言われ、私は頷くしかなかったのだった。
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