過去ログ - 【ガルパン】優花里「戦車ぼっち」 -SS速報VIP

過去ログ - 【ガルパン】優花里「戦車ぼっち」

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42:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:07:18.18 ID:XXFaaDwh0
古びた大型の扉が開放され、私達は車庫へ
入りました。そこには、たった１輌のⅣ号
戦車D型が、鉄と油と錆と埃の入り雑じった
匂いと汚れと共に無造作に置かれていただけ
でした。

以下略

43:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:08:34.72 ID:XXFaaDwh0
彼女が、錆び付いたⅣ号の車体を撫でながら、
独り言のように呟いたたった一言で…場の雰囲気
は一変します。

－－装甲も転輪も大丈夫そう…これで、いけるかも。

以下略

44:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:09:33.95 ID:7SMXv1QV0
いいぞ！グっとくる。

45:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:09:51.97 ID:XXFaaDwh0
さすがにⅣ号だけでは戦車道の授業にならない
ので、生徒会から学校敷地内にあるとされる
戦車探索の指示が出されました。

知り合い同士の皆さんは、早速幾つかのグルー

以下略

46:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:11:33.16 ID:XXFaaDwh0
昨日の夜は「西住殿がいる！」という事で
すっかり舞い上がっていたので、グループに
入れてもらうための事前シミュレーションすら
怠っていました。

以下略

47:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:12:48.96 ID:XXFaaDwh0
頭に血が昇り、グルグルと視界と思考が回転
し、ますます自分でも挙動不審なのが自覚
出来ます。

－－あ、西住殿が一瞬こちらをご覧になりました…って、何で身を隠すんでありますか？私のバカバカ！

以下略

48:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:14:22.91 ID:XXFaaDwh0
その時です。

「…あっ！あのっ？！」

急に西住殿が叫んだかと思うと、クルッと私

以下略

49:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:19:36.70 ID:XXFaaDwh0
…うわ、うわぁ…。

「良いんですかぁ？！…あ、あのぉ…普通2課、2年C組の、秋山優花里と言います。えっと…
不束者ですが、よろしくお願いします！」

以下略

50:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:21:20.09 ID:XXFaaDwh0
…それにしても、皆さんと地図を片手に戦車
探索を開始した時の状況は、今もって全く
信じられない夢のような出来事でした。

好きな戦車を否定される事なく、好きな戦車

以下略

51:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:22:52.16 ID:XXFaaDwh0
「ただいま！お父さん、お母さん？私、あの西住殿と同じチームになったよ！」

「おお、優花里。それは良かったなあ…その、なんだ？他にも友達は出来たのか？」

「武部殿と五十鈴殿！３人とも優しくて、皆で戦車の話も一杯したんだ！あ、私達の戦車はⅣ号戦車に決まって…。」

以下略

52:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 15:24:21.43 ID:XXFaaDwh0
でも、実は…いえ、だからこそ、でしょうか。
当初は皆さんと帰宅する時、私はいつも不安
にかられていたんです。

－－私は、気が付かない内にご迷惑をおかけしていたのではありませんか？

以下略

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