過去ログ - 王「では託宣の勇者よ、装備を受け取り魔王討伐に旅立つがよい！」勇者「チェンジで」
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5: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 21:55:16.82 ID:A/JtKewSO
王「そして棍棒の方にも改良を施してあるぞ。
持ち手の所を見てみよ」

勇者「持ち手？あれ、何か彫って…」

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6: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 21:59:48.86 ID:A/JtKewSO

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7: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 22:04:06.18 ID:A/JtKewSO

――― 更に次の日 ―――


王「さぁ勇者よ、今度こそ受け取るがいい。熟練の職人が仕上げた最高級の品じゃ」
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8: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 22:07:03.90 ID:A/JtKewSO
王「武器も用意してある。革鎧の中を見よ」

勇者「…武器……」ｺﾞｿｺﾞｿ

王「さすがに棍棒のままでは何なので、削って細身に仕上げておいた」
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9: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 22:09:35.05 ID:A/JtKewSO
王「うむ、何とも素晴らしい装備となったな！
では勇者よ、今度こそ魔王討伐に旅立つがよい！」

勇者「…あの、一つ良いですか？」

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10: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 22:15:03.59 ID:A/JtKewSO

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11: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 22:40:20.41 ID:A/JtKewSO
側近「魔王様の装備、ですか？
勇者が向かっている、との事ですので最高位の装備を御用意致しましたが…」

魔王「それなのだが……
少し、大袈裟過ぎないか？」
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12: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 23:38:38.49 ID:A/JtKewSO
魔王「あぁうん、それは分かっておるのだがな…」

側近「魔王様？」

魔王「…少々、盛り過ぎな気がしてな」
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13: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 23:40:24.68 ID:A/JtKewSO
側近「何言ってるんですか貴方は！
何処ぞの世界に棍棒と革鎧で武装した魔王が居ますか！過剰な装飾も威厳を出す為です！文句言わずにちゃんと装備してて下さい！！」

魔王「いやしかし、これトイレ行くのもかなり大変なのだが…もう着ぐるみに近いし、何かスーツアクターの気分」

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14: ◆qgBybRRn7IKS
2016/04/12(火) 23:42:50.33 ID:A/JtKewSO

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