過去ログ - アクア「犬ね!」ダクネス「雌犬だと……ハァハァ」カズマ「はぁ……」
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26: ◆xW69XHZIXl2A[saga]
2016/04/12(火) 23:04:23.74 ID:adL2wa3B0
「アクア。病気でしたら、まだ時間があるのでは?今から病院を探せば……」
 めぐみんが提案してきた。
 そうだ! いくらなんでもすぐに死ぬことはないだろう。
 それまでに病院を探せば!

 ずっと黙っていたダクネスが深刻な顔で。
「それは無理だ。犬の病院などは聞いたことがない」
「っ!」
 そうか……ここは異世界。医療関係は日本に遠く及ばず。
 そもそも動物病院がないのか……。
 本当にないのか?

「で、でも時間はあるんだろう?じゃあ、探そうぜ。もしかしたら、犬を見てくれる物好きな医者が……」
 俺の提案にアクアが首を横に降る。
「……時間はないわ。今のヴァイ姫はすでにHP0の状態よ。生きているのが不思議なくらい」

 なっ、HP0って……
 HP0になるまで毒の痛みに耐えていたという事なのか。
 俺達に心配をかけさせないために……

 あぁ……俺はなんで気付いてやれなかったんだ。
 あぁ……俺はなんでアクアが女神で回復魔法だけは優秀だと教えなかったのだろう。
 賢いヴァイ姫だ。俺がアクアが優秀と教えていれば、HP0まで頑張らずに、さっさと解毒して貰おうとしたのかもしれない。


 俺がちゃんとしていれば−−−−

 


「わん」
「みんな! ヴァイ姫が気付いたわ!」
 ヴァイ姫はアクアの膝の上で、俺達を見つめてくるだけで……動かない。いや、動けない。
 アクアは何も言わずにヴァイ姫を撫でている。


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