過去ログ - アクア「犬ね!」ダクネス「雌犬だと……ハァハァ」カズマ「はぁ……」
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30: ◆xW69XHZIXl2A[saga]
2016/04/12(火) 23:09:09.94 ID:adL2wa3B0
「じゃあ、みんな最後の挨拶は終わったわね?」
 最後の挨拶とか……相変わらず空気が読めない女神だ。
 みんなそういうワードを出さずに陽気……にやったっていうのに。


 アクアがヴァイ姫を抱きしめる。
 ヴァイ姫がアクアの胸の中で心地よさそうに鳴く。
 そして、アクアが優しい表情で、優しい声でヴァイ姫に告げる。

「親より早く亡くなる親不孝な娘、クイーンチャコール・ヴァイデン。
水の女神アクアの名において、あなたの罪を許しましょう。
……目が覚めると、目の前にエリスという不自然に胸がふくらんだ女神がいるでしょう。
彼女に頼みなさい。天国に行きたいと。
数年後……もしかしたら数十年後かもしれませんが、必ずあなたの母が会いに行きます。必ず。絶対に」


 女神のようなアクアの表情が徐々に崩れていく……。


 アクアの涙をヴァイ姫が舐めとり……。


「−−−!」


 小さく……本当に小さく吠えた。
 絶対に会いにきてね! と言ったような気がした。








 その声を最後にヴァイ姫は動かなくなった。


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