4:名無しNIPPER[sage]
2016/04/12(火) 22:39:02.95 ID:SpTB5ftf0
提督「……ほう……り……ほ……龍鳳……龍鳳!」ゆさゆさ
龍鳳「……ん……あ……提督……」
提督「起きたか?」
龍鳳「……ん……ん?え?あれ?……やだ!もしかして私、寝てました!?」
提督「そのようだな。いやしかし肝を冷やしたぞ。手早く仕事を片付けて来てみれば、桜の根元で貴様が倒れているのだからな」
龍鳳「すすす、すみませんっ!」ペコペコ
提督「どこかが悪いのかと思い、明石を呼ぼうと思ったのだが……寝言が聞こえてな」
龍鳳「〜〜〜〜!」ふしゅー
提督「いやまあ、安心したぞ?」くっくっ
龍鳳「あ、あ、あ……」パクパク
龍鳳「ななな、なんて言ってました!?なんて言ってました!?」
提督「……いや、もごもごとだけ。よく聞き取れなかったな」
龍鳳「そ、そうですか……」ほっ
提督「まあ、なんだ。日頃の疲れが出たのだろう。掃除だ料理だ洗濯だと、毎日よくしてくれているからな。今日の所は少し休んでいろ」
龍鳳「い、いえ、そんなわけにはいきません。それにせっかくこうして準備もしてきたのですし……」
提督「……遠慮せずともいいんだがな。……ではこうしよう。このあたりの草を俺が刈る。その間は休んでおけ」
龍鳳「ですが……」
提督「なに、こういう時のために天龍刀を借りてきた」
龍鳳「…………それ、怒られませんか?」
提督「ダメか?」
龍鳳「ダメだと思います」きっぱり
提督「……では普通にするとしよう」むぅ…
龍鳳「じゃあ、私も……」
提督「そうは言っても鎌は一つしかないからな。遠慮するな。一足早く花見に興ずるのもいいだろう」
龍鳳「……ですが……」
提督「いいから休んでいろ。それとも俺に命令だと言わせたいか?」
龍鳳「……はい、ありがとうございます」
提督「俺が持ってきた荷物の中に、ジュースと茶が入っている。好きな物を飲むといい」
龍鳳「ありがとうございます、いただきます」
提督「……そう萎縮するな。咎めているわけではないのだぞ?」
龍鳳「は、はい」
提督「働く男の姿という物を見せて、見惚れさせてやろうという下心もあるのだ」むんっ
龍鳳「……くすっ……///はい」
提督「うむ、貴様の笑顔は桜にも負けんほど華やかだな。そうしてくれれば俺も元気が出る」
龍鳳「//////」カァァ
提督「……と、とにかくだ……は、始めるとしよう、うむ」ぷいっ
提督(少し……どころではなく臭かったか……。いかんいかん、無心だ無心)
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