過去ログ - めぐみん「カズマは私達どっちを選ぶんですか」カズマ「魔王を倒した後にも祝福を!」
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◆otNZqYYssM
[saga]
2016/04/14(木) 07:52:30.35 ID:yg0gplfzO
「お前はもう少し静かに行動できないのか」
「全くですよ」
「悪いな。クレア。レイン」
この国でも権力を持ち、尚且つアイリスの近くにいるこの二人と、ダグネスに俺は自分の考えを伝え始めた
勿論反対されることを覚悟していた
だからそれをさせない様に言い訳と材料も持ってきた
それでも、クレアはあまり良い顔をしなかった
「……確かにお前は魔王を討伐してこの国では英雄という事になっているが……しかしだな」
「資金が問題なら出せるぶんは俺が出してもいい。ダグネスからも出費させる」
「おい!また勝手にうちの名前を使おうというのか貴様は!」
「ダグネスは反対か?」
「いや、確かにお前から出たとは思えないぐらい立派な意見ではあるが……しかしだな」
「……そうだな、貴様の言っているモノを完成させるのは出来るが、その実態を経営するのは困難だと言っているのだ」
「経営?」
「まず、その施設を使う条件が広すぎるのだ。そのような場所にお嬢様を……」
「そうやって何時までも特別扱いするからあいつはあんな顔するんだろうが!」
「しかし彼女は特別な存在だ!万が一を考えても」
「貴族は自分の国の人間も信じられないのか」
「そうとは言っていない!だが確実にその隙を付いてくる輩はいる!」
「だったら俺が言ったように貴族の息がかかった奴は使用不可にして一般市民だけが利用できるようにすればいい!」
「それは無茶だ、あいつらは目新しいモノにはすぐに手を付けたがる」
「だから、それをさせないためにお前らに相談しているんだ」
「魔王を倒した勇者にはどんな願いも叶えるって権利があるんだろ?」
「……設立は出来る。それは約束する。だが、それをどう使うかは約束できない」
「……」
「熱くなるなカズマ。どうせ作るのに時間もかかる。その間にまたゆっくりと考えればいいじゃないか」
ああ、確かにおかしいぐらいに熱くなっている
前の時もそうだった
アイリスのあの顔が頭から離れない
やりたいことをやれず。我慢を強いられてきた人生
そんなあいつが欲しいと望んでいるもの
それを与えられる立場に、それに手が届きそうなんだ
これで熱くなるなというのが無理な話だ
「……だったら、さ」
「……は?……いや、それは確かに可能だが……元々そういった事をするためにお前たちを呼んだのだし……その程度の願いならば2,3日もあれば……」
「……それだ!大至急で頼む!」
俺は、ピンと閃いた事を実施するために多くの準備をすることになった
だが、しょうがないよなぁ!
何たって妹のためなんだからよ!
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