114: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/04/17(日) 16:56:11.74 ID:MEI9Meer0
にこちゃんと一緒に部室の前まできたとき、にこちゃんが
「今日は穂乃果もいるから、いつものでいこうか?」
「え?い、いつものって?」
「基本のアレよ!いくよ!」
というとにこちゃんは扉を開け一言
「邪魔するわよ!」
私もにこちゃんに続いて入ろうとすると先に来ていた希ちゃんが
「邪魔するんやったらかえってや〜」
えっ?
「ほなまた来るわー」
と言ってまた出て行く
「えっ?な、なんで〜!?」
私が叫ぶと
…ぷっ、くっくっ、
『あっはははは』
部室内からみんなの笑い声
「やるやん!穂乃果ちゃん、タイミングばっちりだね」
「いわゆるお約束、ってやつでもキチンとやればこんなに笑いを取れるのよ!」
ドヤ顔でにこちゃんが解説する
「さっすが穂乃果ちゃん!凛も負けてられないよ!」
何故かみんなにすごい褒められてる、なんで?
「みんな揃ってるね!それじゃあ早速だけど次のライブの打合せ、いくよ」
私の混乱がどんどん酷くなっていく中、にこちゃんから最後の爆弾が投下された
「私たち、『お笑い研究部』の最高の舞台のために!!」
『おーーーっ!!』
…?え?えぇぇぇぇぇ〜〜〜!!!
なにこれ?イミワカンナイ!ダレカタスケテー!!
私は心の中で思いっきり助けを求めたが、帰ってきた答えは、とても小さな
「ファイトだよ!」
という、えみつんの声のみ
「ファイトだよ!じゃねーっつーの!!」
という、私の心からの叫びは
「なに?穂乃果、シュール路線に変更?」
なんて言ってる部長の声にかき消されていった
つ、辛いです……
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