340: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:15:24.50 ID:vgeu5zEc0
希ちゃんは昼間からは想像もつかない真面目な口ぶりで話してくれる
私はまだ涙が出ているけど、声にならないような声で聞いてみる
341: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:16:09.44 ID:vgeu5zEc0
「だから私は練習するの」
μ’sを好きでいてくれるのはわかった
342: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:17:10.10 ID:vgeu5zEc0
2人して泣いているもんだから、さすがに見かねたんだろうか
えみつんが人間モードでいつの間にか近くにいた
343: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:17:49.64 ID:vgeu5zEc0
えみつんはそんな私を横目に、希ちゃんに語りかける
「おさげのお嬢さん、知ってる?」
344: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:19:01.16 ID:vgeu5zEc0
希ちゃんはフルフルと首を横に振った
「じゃあさ、ダンスがどうのとか、歌がどうのとか言う前に、そんなのどうでもいいからさ、思いっきり楽しんでみなよ」
345: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:19:37.48 ID:vgeu5zEc0
私は居ても立っても居られなくなって、希ちゃんに叫んだ
「出来るよ!できるに決まってるよ!!だって希ちゃんはμ’sなんだから!」
346: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:20:18.32 ID:vgeu5zEc0
希ちゃんの目を見つめながら私は続ける
「μ’sの輝きは希ちゃんの輝きでもあるんだ、だってみんなと一緒にいるときの希ちゃんはあんなに楽しそうに輝いているんだから」
347: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:20:55.52 ID:vgeu5zEc0
希ちゃんは目を潤ませたまま
「私に出来るかな?」
348: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:21:48.05 ID:vgeu5zEc0
2人はにっこり笑い合う
「私、楽しむなんて考え、ちょっと忘れてた」
349: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:23:34.40 ID:vgeu5zEc0
こんな私の予感は数日後、大当たりすることとなる…
スピリチュアルやねぇ……
350: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/03(火) 21:24:57.95 ID:vgeu5zEc0
数日後の昼休み
今日は「のぞえりラジオガーデン」の放送日
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