628: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:53:13.00 ID:CVCRgu2e0
「困った穂乃果だねぇ」
えみつんは余裕の表情で答える
629: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:53:58.17 ID:CVCRgu2e0
私は何も言い返せなかった
だってそれは本当の事だから
630: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:54:36.77 ID:CVCRgu2e0
うつむく私の側に、いつの間にかえみつんがやって来ていて優しく抱きしめ
「ゴメンね、穂乃果」
631: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:55:22.33 ID:CVCRgu2e0
私は涙が止まらない
もうどうしていいかわからない
632: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:56:04.54 ID:CVCRgu2e0
な、何を言ってるの?
そう声に出す前に私の目の前が暗くなり
633: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:57:10.38 ID:CVCRgu2e0
……のか…ほ…か
遠くで誰かに呼ばれてる
634: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:58:09.58 ID:CVCRgu2e0
お母さんに大目玉を食らいながらダッシュで身支度を調えて
「行ってきまーす!」
635: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 21:59:44.49 ID:CVCRgu2e0
急いで支度したおかげで、歩いて学院に向かうくらいの時間はあったので、いつも通りにおしゃべりしながら登校する
「穂乃果、昨日も夜更かしですか?」
636: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 22:00:27.91 ID:CVCRgu2e0
これって…
637: ◆2wv2J1ktzo[saga]
2016/05/30(月) 22:01:34.21 ID:CVCRgu2e0
「え、えみつん…」
私が声をかけても動いたり、ましてやしゃべる事もない
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