過去ログ - グレイズアイン「納得できません……!」百錬「あらら」
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16:個人的にはあれは弟ではないと思ってたり ◆FnwJR8ZMh2[sage saga]
2016/04/15(金) 00:48:18.66 ID:SvcDzN7l0

漏影「人物の特定思考パターンを再現した、人格再現用の生体ユニット、巨大な脳髄の詰まった文字通りの培養脳だよ」

漏影「彼にはそのバイオ脳に一年戦争時のアムロ・レイの戦闘データを幾度と無く反芻させ、その動きをコピーしたものを搭載したんだ」

百里「え、脳って、それ、人じゃないの?」

アマクサ「どうだろうな。少なくとも俺のパイロットだったアイツは、会話どころか与えられた命令を考えることさえしなかった」

アマクサ「味方の識別がない、というだけで、仲間のはずのバタラまで皆殺しにして基地も吹き飛ばしちまったよ」

グレイズアイン「……!!」

漏影「作中では、ドゥガチ総統が九人ものバイオ脳を作成し、完全に影武者として扱っていた」

漏影「カリストは死んだ弟の思念を入れた……と言っていたバイオ脳が登場したけれど……ああ、これ以上は関係なくなってしまうね」


漏影「それがどうあれ、強さだけは圧倒的だったね」

漏影「フリント、量産型F97を三機、一瞬で戦闘不能にし、クロスボーン・ガンダムX1も脚を一本失うなど、トビアが戦慄する力を発揮」

漏影「バタラも、あれだけいた数を相手に被弾も全くなしに壊滅せしめるなど、計画自体は間違いなく成功を収めていたと思うよ」


アマクサ「だがまあ……ニュータイプがなんであれ、あれはアムロではなかったろうなあ」

アマクサ「思うが、あれがアムロなら、ハンマーを利用した反撃であっさりやられちまうような事にはならなかったはずだ」

漏影「かなり際どいタイミングを縫った絶妙なカウンターだと思うけど?」

アマクサ「それを被害軽微で収められるから、きっとアムロ・レイは伝説なんだよ」

アマクサ「量産ができそうだという内容でもなかったな、高いコストを掛けて何百と教え込み、もし一個でも成功すれば、みたいなもんだったはずだ」

アマクサ「ドゥガチやカリストみたいな、正確精密に写し取るのは無理だったろう」シュボ

漏影「……君は、バイオ脳では完全な人格のコピーをすることなど出来ないと言いたいのかい?」


漏影「それとも……【自分のパイロットはアムロのコピーなんかじゃなかった】と信じたいのかい?」


アマクサ「――両方、だろうさ」フー

アマクサ「ドゥガチのコピーですら、娘に嘘をついて匿い、登場にうろたえた奴、その娘を使い捨てようとしたやつ、明らかに反応が違うのが二人いた」

アマクサ「カリストのあれも、光のカリストと同じ能力だったら、如何にクロスボーン・ガンダムとて挟撃に耐えきれはしなかったろう」


アマクサ「希望的観測にすぎないが……俺のパイロットは、アムロ・レイのコピーこそ要求されはしたが」

アマクサ「自分の考えさえ持つことができていたかも怪しいが……」


アマクサ「【アムロ・レイの戦いから何かを学んで、それに近づこうとした何者か】であったと、想いたい」

アマクサ「そして、学んだからこそ……最後に、あの二人を助けようとしたんだと、そう願うよ」

アマクサ「戦闘兵器が言うんにしては、青臭すぎるかも知れんがね」フー


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