19:ベルトコンベア ◆EwTy/47GRIPz[saga]
2016/04/15(金) 20:02:33.73 ID:2hNvDMl00
「オーンスタインとスモウ……。またお前たち二人かっ! 今日という今日は……――」
オーンスタイン「――しょうがねぇ、引くぞ」
スモウ「勝負、お預け」
オーンスタイン「――おいっ、新入生っ!!」
男「は、はいぃっ!」ビクッ‼
オーンスタイン「今回は見逃してやるが……次はねぇからな。覚悟しておけよ」
男「あ、ありがとうございます……」
ダッダッダ…
「――待てっ! ……チッ、逃げ足の速い……」
「……ん? あぁ、新入生か……。今回は災難だったな……」
男「あ、あはは…………」
「……だけど、勘違いしないでくれ。あいつらが少し特殊なだけで、いい学校なんだ」ニコッ
男「あ、いや……。大丈夫です……」
男(女の人だ……。少し、男勝りな感じだけど……、きれいな人だな……)
グウィンドリン「私は、二年風紀委員のグウィンドリンだ。……君の名前は?」
男「あ、男って、言います……」
グウィンドリン「男……? ――あぁ、そういえばさっき姉さんが言ってたのは君か」
男「お、お姉さん……ですか??」
グウィンドリン「ん、知らないのか? ははっ、逆に珍しいな。……三年生のグヴィネヴィアは私の姉なんだ。さっき会ったんだろう?」
男「――あっ! そ、そうだったんですか……!」
グウィンドリン「あぁ……。なんだろうな、君とは長い付き合いになりそうだ」
グウィンドリン「――それにしても、何も武器を持っていないなんて……。君は相当腕に自信があるんだなっ!」
男「へっ!? い、いやっ、そ、そういうわけでは――」
グウィンドリン「まぁまぁ……。どうだ? よかったら君も風紀委員に入らないか? 歓迎するぞっ」
男「あっ、えっと……。か、考えておきます……」
グウィンドリン「そうだな。――さて、そろそろ教室に行かないと遅れてしまうぞ」
男「えっ? あぁっ! そ、それじゃ、ぐうぃんどりんさん。ありがとうございましたっ!」
グウィンドリン「あぁ、君も気を付けるんだぞ」
567Res/363.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。