457:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:25:54.01 ID:TBEaJjTa0
卯月「……私たちアイドルがファンの皆さんに力を貰っているように、人と人は繋がって生きてます」
ぎゅっと胸の前で拳を握り、卯月は瞼を下ろした。
458:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:26:24.64 ID:TBEaJjTa0
卯月「――わかります!」
卯月の声が響いて、周囲のざわめきが静まった。
たじろぎながら母親が言う。
459:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:28:12.36 ID:TBEaJjTa0
卯月「だから、わかるんです。ウルトラマンも万能じゃない……心を持った命なんだって」
凛「時には失敗もするし――」
460:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:28:39.84 ID:TBEaJjTa0
ちひろ「…………」
ちひろは人の輪の外から、その光景を眺めていた。
同時に気付いた。やはり彼女たちはアイドルだ。人の心を揺り動かし、惹きつける力を持ったアイドルなのだと。
461:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:29:09.18 ID:TBEaJjTa0
エックス『……ちひろさん……なのか……?』
ちひろ「プロデューサーさん。戻ってきてくれたんですね……!」
462:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:30:14.58 ID:TBEaJjTa0
エックス『ちひろさん?』
ちひろ「聞きたいことは山ほどあります。どうしてみんなの身体を借りていたことを私に内緒にしていたのか、とか」
463:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:30:43.98 ID:TBEaJjTa0
エックス『……私とユナイトして戦うつもりなのか』
ちひろ「私とも絆はあるでしょう?」
464:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:32:23.50 ID:TBEaJjTa0
ファイブキング「グオオオオオオオオオオン!!!」
ファイブキングの雄叫びが夜空に響き渡る。大気がびりびりと震撼し、この場まで伝わってくる。
着地と共に地響きが鳴る。盛大に土埃が立ち上がり、吹き荒れる突風に飛ばされ流される。
465:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:33:04.83 ID:TBEaJjTa0
進攻を始めようとしていた怪獣の前。瓦礫の山を踏み砕きながらエックスが降り立った。
巻きつけられた旋風が辺りに吹き荒れる。青白い電光が撒き散らされ、漆黒の虚空に溶け消える。
エックス「ハァァ――――」
466:名無しNIPPER[sage saga]
2016/04/30(土) 18:34:06.98 ID:TBEaJjTa0
エックス「テヤァッ!」
手刀で最初の一発を叩き落とす。
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