633: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:49:18.20 ID:/Ad1ccSLo
海老名「戸部っちのことだよね?」
結衣「そうだよ。単刀直入に言うね。他人を使って告白を諦めさせるのはずるいと思う」
海老名「……」
634: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:50:06.43 ID:/Ad1ccSLo
結衣「戸部っちは振られてもいなくならないと思うんだけど」
海老名「うん。私もそう思う。……けどいなくなるかもしれない」
八幡「……」
635: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:50:32.76 ID:/Ad1ccSLo
八幡「海老名さんも昔はぼっちだったのか?」
海老名「そうだよ。多分、優美子に声掛けてもらえなかったらぼっちのままだったんじゃないかな」
八幡「そうか。今のグループをなくすのは惜しいか」
636: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:51:08.89 ID:/Ad1ccSLo
海老名「うん。重たいでしょ?」
結衣「うん。重たい」
海老名「結衣ははっきり言うね」
637: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:51:35.55 ID:/Ad1ccSLo
葉山「ははは……」
八幡「結局、友情を確かめあってるだけじゃねえか」
結衣「ご、ごめん……」
638: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:52:02.81 ID:/Ad1ccSLo
海老名「うん。しょうがないよ」
八幡「……けど先の自分ならどうだ?」
海老名「先のことはわからないよ。もしかしたら誰かを好きになるかもしれない。……例えば結衣から比企谷くんを奪ったりね」
639: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:52:29.03 ID:/Ad1ccSLo
海老名「え?」
戸部「し、失礼しゃーす……」
640: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:52:55.25 ID:/Ad1ccSLo
八幡「どうもなにも海老名さんの素直な気持ちを戸部に聞かせただけだが?」
海老名「……」
八幡「海老名さんに聞きたいことがあるんだが」
641: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:53:21.98 ID:/Ad1ccSLo
八幡「ああ。戸部に海老名さんの気持ちを聞いてもらうことにした」
海老名「そっか」
八幡「葉山の依頼を遂行してもよくて問題がとりあえず解消するだけだ。解決するわけじゃない」
642: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:53:52.85 ID:/Ad1ccSLo
葉山「わかった」
八幡「じゃーな」
戸部「おう。比企谷くん、サンキューな!」
643: ◆9K3QvrUluE[saga]
2016/05/13(金) 22:54:19.45 ID:/Ad1ccSLo
海老名「否定しないんだ」
戸部「そこも含めて海老名さんの魅力っしょ?」
海老名「……」
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