過去ログ - 男「俺には幼馴染はいる。けれども馴染みがある訳じゃない」
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13:1 ◆EZarcElGGo[sage]
2016/04/16(土) 16:04:05.11 ID:HE6Ie6z90
幼「男君 おかえり」

幼は笑顔で言った。

男「あ、あぁ… そっちこそおかえり」



家までの道中、幼と並んで帰って行った。しかし、何も話す事はなかった。そもそも何を話せばいいのかわからなかった。話しかけられたのも中学以来だし、こうやって一緒に帰るなんて記憶にないくらいだ。幼も同じような感じだった。只々、お互いに並んで歩いているだけだった。

幼「男君!」

駅前から続く大通りが終わるT字路の交差点に達した頃、幼が沈黙を破った。

幼「女ちゃんはいい子だよ?」

男「あ、うん。そうだと思う」

また沈黙が支配した。

今度も幼が話を切り出してきた。といっても取り留めのない日常の会話。幼の周りの人間だったり、授業の事だったりした。それを近所で別れるまで話し続けていた。ただ、それでも幼との距離は感じた。喋っている間、幼はずっと敬語を使っていた。もともと丁寧な言葉使いをしているかもしれないけど、俺はよそよそしく感じた。



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