過去ログ - 男「俺には幼馴染はいる。けれども馴染みがある訳じゃない」
1- 20
35:1 ◆EZarcElGGo[saga]
2016/05/12(木) 00:15:25.13 ID:YraOkuVa0
-----------------------

ミカ「女って上手くなったよね?」紅白戦の途中、試合に入ってないミカが聞いてきた。

男「そうなの?」

ミカ「夏休み前よりも上手くなっているわ。きっと特訓コーチがいいんだよね」

男「俺は大したことは教えてないよ。本人の努力じゃねえ?」

ミカ「あらあら謙遜しちゃって。男は気が付いてないかもしれないけど、プレイスタイルとか雰囲気とか男に似てきているのよ。ただ…」

男「ただ?」

ミカ「貴方にも言える事かもしれないけど、自分でゴール下に攻め込むことが出来ないのよ。男はスリーがあるからそこまでじゃないんだけど、女はそうじゃない。黒子に徹しすぎて守る側からすれば全然怖くないのよ」

男「…」最もな指摘であり核心でもあった。女のシュートの決定力は平均以下だ。ただ、女はすごく視野が広い。これは自分やミカよりも優れており、時折、ディフェンスの裏をかくようなパスワークが出来る。しかし、ミカと女の決定的な差は、自分で得点できるか否かであった。そして、それがスタメンとベンチとの分け目でもあった。


その日の練習後、新人大会のスタメンが発表された。俺は背番号5、男友は7であった。女バスの主将であるミカは背番号4、そして女は19であった。つまりスタメンは女ではなくミカであった



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
78Res/36.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice