過去ログ - 塩見周子「日だまりの彼女と冷たい頬」
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10: ◆ULuwYLs/ds[saga]
2016/04/16(土) 11:48:20.63 ID:zDygpkaw0

「やっぱりここに居たかぁ」

お目当ての志希ちゃんは木々に囲まれた木陰に寝っ転がってすやすやと寝息を立てていた。

桜の花びらが敷き詰めてあるからって、衣装のままで地面に直接寝ているもんだから汚れていないかが心配になってしまう。

プロデューサーさんもこれを見たらきっと困惑するかも。もう、本当に困ったちゃんだ。

起こさないようにそっと隣に座り込み、お顔を拝見、と。

うん。相変わらず幸せそうに寝てるね。

思わず唇でも奪ってやろっかなって思ったけどそんな勇気は、ないなぁ。

自由で気の向くまま、流れるまま、あたしがこんな性格だから気づいて貰えないかもしれないから、恋と呼ぶには少し不器用なこの気持ちは、幻でも良いかなぁ……なんて、いつしか思ってみたり。


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