過去ログ - ナターリア「夢をこの手に掴むんダ!」
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10:名無しNIPPER[saga]
2016/04/16(土) 18:20:24.62 ID:x5vD+l8H0
ナターリアは熱気冷めやらぬ様子でアイドルへの情熱を語り続ける。

アイドルへの理解や興味など無いままにこの業界に入った自分との違いに、晴は少しばかりの嫉妬を覚えた。

今の仕事は嫌いではない。むしろ嫌いではないからこそ、

かつての自分に無かったものを持ち合わせている彼女のことが、一段と眩しく感じられてしまったのだ。


「ナターリアは本当にアイドルのことが好きなんだな。

オレは親に勝手に応募されて、そのまま成り行きでここにいるようなものだから、

そういうちゃんとした理由があるのはちょっと羨ましいな」

「……ハルはアイドル、嫌いカ?」

「嫌いとかじゃねーけどさ、なんていうか、ガラじゃないし。

テレビで見るような可愛い服とか、俺には似合わないしな」

「そんなことないゾ!ウサギの衣装、とっても可愛かっタ!」

「アレはできれば忘れてほしいんだけどな……」

「それにアイドルは可愛いだけじゃないゾ!綺麗で、カッコよくて、楽しいんダ!ハルだってライブの時、凄く楽しそうだったゾ!」

「……まあ、今は割と楽しんでるよ。あの頃は無理だと思ってたけど、意外と続けられるもんだな。」

「じゃあ大丈夫だヨ。最初はイヤイヤやってたかもしれないけど、

今は楽しくて、頑張れているのならいいんじゃないのかナ?難しいことはよくわかんないけどサ。」

「そうだな。アイツも最近はまともな衣装を持ってくるようになったし、

サガン鳥栖の時みたいにちゃんとオレの好きなこともやらせてくれてるから、思ってたよりはいい感じだぜ」

「サッカーのお仕事してる時のハルはイキイキしてるよナ。

ワタシ達に合ったお仕事取ってくるプロデューサーはやっぱり凄いナ!」

「大和撫子がオレに合ってたかどうかは疑問だけどな」

「あの時のハルはとっても綺麗だったゾ!似合わないお仕事ならわざわざ取ってこないだろうしナ」

「オレはカッコいい衣装がいいんだけどな……まあ、仕事だから着てやるけどさ」

「前にプロデューサーが『今似合う仕事だけじゃなく、皆の可能性を広げてやれる仕事を取ってきたい』

って言ってたんダ。ナターリアは踊りが好きだからその仕事が多かったけド、公演に出させてもらってからは歌もお芝居も好きになったゾ!

プロデューサーのおかげで、ナターリアの好きがもっと増えたんダ!」



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