過去ログ - ナターリア「夢をこの手に掴むんダ!」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/04/16(土) 18:08:58.20 ID:x5vD+l8H0
合点がいき一人満足する晴を余所に、どこか険しい表情をするナターリア。

どうしたことかと不思議に思う晴の心中を察してか、彼女はその理由を語り始めた。


「アスカの本がムズカしくて困ってたら、ランコがこの辞典を貸してくれたんダ。

でもナターリア、この辞典すら読めなくてナ……」

「あー……そういうことかー……」


考えてみればもっともな話である。字が読めなければ国語辞典があったとてそれほど意味を成さない。

ならばいったいなぜ蘭子はこれを彼女に貸したのだろうか?

おそらく蘭子はナターリアが悩んでいる原因は[字が読めない]ことではなく[意味が理解できない]ことだと思い込んだのだろう。

飛鳥と親しい彼女だからこそ、それが難解な言い回しを好んでいることは当然知っているだろうし、

またそれが外国人であるナターリアにはより手ごわいものであると考え、この辞典を授けたのだろう。

そんな予想を脳内で繰り広げたところで、目の前でうなだれる彼女を助けることにはならない。

少しばかり考えた後、晴は思いついたばかりの案を口にする。


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