過去ログ - ナターリア「夢をこの手に掴むんダ!」
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8:名無しNIPPER[saga]
2016/04/16(土) 18:13:20.46 ID:x5vD+l8H0
本来読書などはあまり好まない晴ではあったが、いざ読み始めてみるとなかなかに引き込まれる内容だったこともあり、

それなりにこの状況を楽しんでいるようだった。

そうしてしばらくの間二人の奇妙な読書は続き、本を半ば読み終えたかというところで、晴はふいに浮かんだ疑問を口にした。


「なあナターリア。なんでわざわざ小説なんて借りたんだ?暇つぶしなら漫画とかの方が読みやすいだろ?」

「暇つぶしじゃないゾ。これは日本語の勉強のために借りたんだヨ。

どうやって日本語を覚えたらいいかアスカに聞いたら、カツジを読むべきだって言われたんダ」

「なるほどなー。それで小説なんて読んでたってわけか」

「耳を慣らすならラジオもいいよって言われたんだケド、それは持ってないからナ。

簡単な漢字なら読めるって言ったらこれを貸してくれたんダ」


日本語を学ぶための参考としては、飛鳥は人選ミスなのではないかとも思ったが、こうして読み進めてみるとこの本は捻くれた表現こそ多いものの、

小学生の自分でも読める程度の漢字で構成されている上に難しい字にはしっかりルビが振ってある。

おそらく飛鳥なりにナターリアが読みやすいと思う本を選んだのだろう。



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