過去ログ - P「ドラマ主演が決まったぞ森久保ォ!」
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13:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:04:18.05 ID:zgLimiGpo
――車内後部座席、現場への移動中。

乃々「……本当にむーりぃー、……心臓が体中を暴れまわっているんですけど、……プロデューサーさんも聞こえませんか、拒絶の鼓動が、もりくぼビートが。ほら……ほーらぁー」

P「分かった、気持ちは超分かったから俺の腕を締め付けないで、ムラムラして襲っちゃうぞ。…………正直に言うと腕がうっ血しそうだから、だからマジで、腕離して」
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:04:56.28 ID:zgLimiGpo
乃々「………………」

P「実際問題、森久保のファン層の何パーセントが森久保に欲情しているんだろう。たしかに森久保の話も一理ある、森久保はネタ的な三枚目としてのポテンシャルも高い。今度のライブでアンケートでも取れねーかな……、今後のプロデュースに関わる重要な問題だ」

乃々「……よ、欲情って、……もりくぼは何もそこまで……あうぅ」
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:05:48.38 ID:zgLimiGpo
現場、顔合わせ

乃々「そ、想像以上に、人がいっぱい……うじゃうじゃなんですけど」

P「人数の多さは今回だけだ、初回の顔合わせだからドラマに関わる人が一堂に会する。演者、技術者、編集者、管理者、原作の先生もいるな。要所要所では個人的な挨拶も必要になってくる。顔は事前に覚えてあるから、俺についてこい森久保。それから車内でも言ったが、これからミーティングで皆が制作に対する想いや意気込みを表明していく。森久保も文章はもう考えたか?」
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:06:19.03 ID:zgLimiGpo
P「森久保、あのな、毎回じゃなくていいから。せめて、せめて初めての一回ぐらいは、人の目を見よう。じゃないと関係者の顔が覚えられないだろ……」

乃々「む、むーりぃー……、もう、色々な人と、お話して、もりくぼは目がグルングルンしているんですけど」

P「苦手でも下手くそでも何でも良いから、現場の仲間と関係を築く努力をしてくれ。今までの挨拶回りで何人ぐらい記憶できた?」
以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:07:13.22 ID:zgLimiGpo
P「先生っ、先生じゃないですか! いやー、挨拶が遅れてすいません〜!」

先生「あらあら、どちら様でしょうか」

P「申し遅れました、346プロダクションの者ですぅ。全体ミーティングの直前に失礼致しますぅ、どうしてもお話がしたくてですねぇ。――この度は先生の作品に森久保乃々を指名してくださったとか、感激の至りですぅ。この子が乃々ですぅ、前もって送らせていただきました宣材写真はご覧になっていただけましたでしょうか。どうです超絶に可愛いでしょ、森久保乃々は前々から先生の作品を愛読しておりまして、きっと先生の望まれるパーフェクトな仕事をしてみせますぅー」
以下略



18:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:08:31.14 ID:zgLimiGpo
先生「乃々ちゃんマネージャーさんの腕にべったり、よっぽど信頼されてますね」

P「お恥ずかしながら極度の人見知りでしてー。もうミーティングが始まるのに、どうにも尻込みしちゃいましてぇ、あはは」

先生「乃々ちゃんは中学生よね、これぐらいの歳の子だったら普通よー。むしろ私の中学時代よりよっぽどマシじゃないかなー」
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:09:03.11 ID:zgLimiGpo
乃々「森久保は人から人へと渡り歩く……まるで奴隷のように……」

先生「乃々ちゃんのマネージャーさんかっこいいね、いつも一緒にいるの?」

乃々「……マネージメントもしますが、あの人はプロデューサーさん、です。……なんていうか、……担当するタレントに関すること全てに対して、ほぼ全権を握っています」
以下略



20:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:09:39.46 ID:zgLimiGpo
乃々「…………先生は、どうしてもりくぼを、……その、指名したんでしょうか」

先生「ん? ………………んー」

乃々「絵本作家さんの紹介とは言え、会ったこともないのに。……現に今日が初対面ですし……」
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:10:12.45 ID:zgLimiGpo
先生「ねー乃々ちゃん、あのプロデューサーの腕につかまっている内は、静かな日々なんて一生来ないよ、断言しちゃうわ」

乃々「で、でもっ、嘘じゃないんですけど……もりくぼは平穏が好きで……」

先生「よっぽど有能なのね、乃々ちゃんのプロデューサーって」
以下略



22:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:10:51.20 ID:zgLimiGpo
先生「でも私の作品には出たくないかー」

乃々「……えっと、出たいです、けど」

先生「ちょっと脅迫めいちゃったかしらー、今からでも私が言えば、もしかしたら主演は変更できるかも」
以下略



23:名無しNIPPER[sage]
2016/04/18(月) 17:11:38.61 ID:zgLimiGpo
――全体ミーティング

恵まれたスタッフチーム、その中で私も最高の映像が制作できたら……

やる気は誰よりも、……至らない点もあるかと思いますが、ご教授……
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