過去ログ - 八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」
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名無しNIPPER
2016/04/25(月) 13:22:34.37 ID:iNB8TwTVO
話がまとまり、一応俺を含んだ四人でグラウンドにあるテニスコートに移動する途中、離れて歩いていた俺に由比ヶ浜が声をかけてきた。
八幡「どうした」
由比ヶ浜「あの…ね?あたし、奉仕部に入ったんだ。今まで部活とか入ってなかったから。エヘヘ」
そういうことらしい。
八幡「そうか。そりゃよかったんじゃないの」
由比ヶ浜「うん。あとね」
一瞬目を逸らして、由比ヶ浜が話を続ける。
由比ヶ浜「あたし、別に気を使ってる訳じゃないよ?ただ、話したかったの。ヒッキーと…ダメ、かな」
次第に言葉が弱々しくなって、最後には微かに聞こえる程度だったが、それでもその声はしっかりと俺の耳に届いていた。だから俺は。
八幡「あぁ、よくないな。まるでよくない」
そう、強く否定した。
由比ヶ浜は、笑わなかった。何が彼女をそうさせるのか、俺には少しだって分からない。いくらいい言葉を投げられても、何か裏があるんじゃないかと、どうしてもそう考えてしまう。だから、彼女のその、どこか見覚えのある切ない表情に同情することは出来ない。
由比ヶ浜「……ばか」
呟いた彼女は、前の二人にの間に割って入り、俺にもわかるくらいに悲しい嘘を表情に浮かべていた。
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