過去ログ - 八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」
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35:名無しNIPPER
2016/04/25(月) 15:02:13.42 ID:iNB8TwTVO
………

雪ノ下「…がや君、比企谷君?」

八幡「ん、あぁ、どうした」

下校して行く生徒たちの波を眺めていると、雪ノ下から声がかかった。

雪ノ下「あなた、戸塚君の筋トレを手伝ってくれるかしら」

八幡「わかった」

戸塚「よろしくお願いします」

ペコリ、とお辞儀をしてコートに座り込んだ戸塚の足を押さえ、腹筋運動の手伝いをする。

戸塚「比企谷くんは……っ、どうして……っ、学校に……っ、来ないの……っ?」

振り子のように行ったり来たりする苦しそうな表情が、そう問いかける。

八幡「来ようと思う理由がないからだよ。別に来たくないわけじゃない」

そう言うと、「そうなんだ」と言ったきり、話が途切れてしまった。雪ノ下が設定した50回という回数は、彼にはいささか辛いものらしい。

由比ヶ浜「あと少しだよ!さいちゃん!」

何故か隣で同じ事をしていた由比ヶ浜はすぐに脱落して、その代わりに応援担当として活躍している。

戸塚「よんじゅう〜はち〜っ、よんじ、よんじゅうきゅう〜」

顔を赤くしながら必死にトレーニングする彼を横目に、やり過ぎではないかとトレーナーに目で訴えたが、彼女は仏頂面で首を横に振るだけだ。



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