過去ログ - 八幡「別にいらねねぇよ、本物なんて」
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名無しNIPPER
2016/04/22(金) 10:17:28.86 ID:AWm0aoCB0
突然、彼女が口を開いた。姿を見やれば、本を閉じてこちらに顔を向けている。
八幡「さぁ、詳しくはわからん。ここの部員補充とかじゃねぇの」
雪ノ下「……そう」
また、彼女は目線を伏せる。あまり人が好きじゃないのかもしれない。
そう思うと、自分から口を開くのも憚られる。というか、そもそも俺から話すことはないわけだが。
時計の秒針の音だけが教室内に響いていた。彼女がページをめくる音も止まり、軽い耳鳴りが起こっている。果たして
先生は俺にどうさせようとしていたのだろうか。
何も起こらないままただ時間だけが過ぎていたが、ふいにノックの音が届く。雪ノ下が小さく「どうぞ」と言うと、
前方のドアが開かれた
由比ヶ浜「失礼しまーす。ここって奉仕部であってますか?」
ドアの向こう側からひょこっと覗いたその顔に、俺は見覚えがない。というか、そもそもこの雪ノ下という少女の事も知らない。
由比ヶ浜「あれ、比企谷くんだ」
しかし、彼女は俺の事を知っているようだ。つーか奉仕部っていうのも今知った。少し位は説明してくれてもよかったんじゃねぇの?
雪ノ下「えぇ、そうよ。あなた、F組の由比ヶ浜さんね」
由比ヶ浜「私の事知ってくれてるんだー、雪ノ下さん……だよね?」
彼女たちの中でどんどん会話が進んでいく。まぁ一年も普通に通ってればクラスが違っても顔と名前を少しくらいは覚えるか。
雪ノ下「それで、どうしてここへ?」
由比ヶ浜「あ、それがね……?」
彼女の話によると、どうやら最近クラスメイトの男子からテニス部が全く試合に勝てなくて、見切りをつけた部員が次々辞めてしまって
いるとの相談を受けたという事だった。
由比ヶ浜「それでね、ここって生徒の悩みを叶えてくれるって聞いたから。さいちゃんの代わりに相談に来たの」
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