過去ログ - 海未「光が消え、穂乃果は声を出せなくなりました」
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9:名無しNIPPER[saga]
2016/04/24(日) 04:39:45.76 ID:GQY8GDrY0
海未「目当ての購買のパンが買えなかったような穂乃果じゃなく」

海未「テストの点数が悪かったことで小遣いを減らされた時のような穂乃果でもなく」

海未「友達と喧嘩し、その仲を直すためにどうすればいいか真剣に悩んでいるような穂乃果でもなく」

海未「……ことりの気持ちを察することができず、結果としてすれ違ってしまったあの時の穂乃果でさえなく…」

海未「今まで、見たことのない」

海未「見たことのないほどに…」

ことり「海未ちゃん……」

海未「…傷付いて、深く、傷付いて」

海未「とても苦しんでいる穂乃果が、そこにはいました」

海未「どうしたのかと手を差し伸べようとしました」

海未「でも穂乃果は、遠くて」

海未「すぐ目の前にいた筈なのに。とても遠くて」

海未「まるで幻のように、うんと早く遠のいて、そして」

海未「どこかへ行ってしまいました」

海未「触れることはできませんでした」

海未「涙が零れ落ちていったのを見ました」

海未「呆然と立ち尽くしているところに…、ことりがやってきたのです」


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