過去ログ - 【安価】ちなつ「暇だし何かして遊ぼうかな」【ゆるゆり】
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110:名無しNIPPER[saga]
2016/04/25(月) 03:54:49.69 ID:Qm9Uh66E0
最後に訪れたのは、一般病棟とは違い、隔離された病棟です。
ここに入る許可を得るのに1年近くもかかってしまいました。
あかりはお医者さんと一緒にある病室の前にたどり着きます。

お医者さんが病室の鍵を開けて病室に入ると、そこにはベットに縛り付けられるように拘束された杉浦先輩の姿がありました。

綾乃「あら? 赤座さんじゃない?」

杉浦先輩は目だけを動かしてあかりを見つめます。

あかり「杉浦先輩、こんにちは」

綾乃「ええ、こんにちは。といっても私には今が何時かもわからないのだけどね」

あかり「…………」

杉浦先輩は心の病に罹ってしまっています。
それも恐ろしい病に罹っているってお医者さんは言っていました。

綾乃「私、赤座さんと話したいわ。私と一緒の病室になる人はみんなどこかに行ってしまうのよ? お医者様も私の話を聞いてくれないし」

あかり「はい…… あかりも杉浦先輩とお話をしたいです」

綾乃「本当に? うふふ、嬉しいわ」

綾乃「それじゃあ、何から話しましょうか? 年頃の私たちなら恋の話でもどうかしら?」

杉浦先輩がそういうと、あかりと杉浦先輩の間にお医者さんが割って入り話を途切れさせられてしまいました。
杉浦先輩はお医者さんを怖い目で見たかと思うと、あかりに笑いかけながら言ってくれました。

綾乃「もう、酷いわねっ! 赤座さん、また来てくれると嬉しいわ」

あかり「はい、また来ます…… 絶対に来ますから……」

綾乃「お願いね、来ないと、私、寂しいんだから」

杉浦先輩の心の病が治るまで、あかりは杉浦先輩に会いに行くつもりです。
お医者さんには止められ続けています。
杉浦先輩に罹った心の病は移るんだって、あかりにも移るかもしれないから止めておくように言われます。
だけど、ちなつちゃんの最後の約束、みんなを助けるという約束。
あかりはみんなを助ける為にこれからもこの病院に通い続けるつもりです。



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