過去ログ - 【アイマス】滄の向こう（菊地真篇） -SS速報VIP

過去ログ - 【アイマス】滄の向こう（菊地真篇）

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1: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:17:25.68 ID:V8a5ezNV0
　アイドルマスターのＳＳです。
ミュージックディスクコレクションを基にしていますが、
アニメ版しか知らないので細かな設定等の矛盾はご了承ください。

【アイマス】滄の向こう（我那覇響篇）
ex14.vip2ch.com
の別視点ものです。

SSWiki : ss.vip2ch.com

2: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:19:23.22 ID:V8a5ezNV0
　潮風が気持ちいい。

日向ぼっこもいいけど、ボクとしてはせっかくの海だから泳ぎまくりたい。

泳ぎに特別自信があるわけじゃないけど、７６５プロの中では一番か二番だと思ってる。

3: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:21:44.76 ID:V8a5ezNV0
「気になるなあ……ねえ、響もそう思うでしょ？」

僕の少し後ろを歩いていた響を振り返る。

何か考えごとをしていたみたいで俯いていたけど、

4: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:23:54.16 ID:V8a5ezNV0
「とりあえず部屋に荷物を置いて――どっちかの部屋に集まろうか？」

ロビーにいても仕方がないからそう提案する。

部屋はダブルでボクと響、雪歩とやよいの組み合わせになっていた。

5: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:26:01.92 ID:V8a5ezNV0
ボクたちが泊まる部屋は９階。

ここしか空いてなかったってプロデューサーは言ってたけど、あの人なりに気を遣ってくれたんだと思う。

高層階なら見晴らしもいいし。

6: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:29:35.98 ID:V8a5ezNV0
「自分はもう終わったぞー！」

と、悪戦苦闘しているうちに響が言う。

「ええ！？　もう終わったの？」

7: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:32:06.71 ID:V8a5ezNV0
「あ、こっちも同じ間取りなんだね」

そうこうしているうちに雪歩とやよいがやって来た。

「あー、やっぱり雪歩たちの方が早かったか～……」

8: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:34:26.59 ID:V8a5ezNV0
「そうだね……」

夕食にはまだ早いし――部屋にあるのは……聖書とパズルくらいか。

「さっきの続きでも、する？」

9: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:37:16.11 ID:V8a5ezNV0
「さーて、どれにしようかな……」

ここから見るとやよいの持ってるカード、一番左だけちょっとはみ出してる気がする。

あれがババかな。

10: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/24(日) 21:39:57.56 ID:V8a5ezNV0
　本日分は以上です。
それでは、また。

11:名無しNIPPER[sage]
2016/04/25(月) 08:09:02.26 ID:i5h8fdE/O
期待

12: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:26:24.77 ID:bQrFZPaJ0

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13: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:29:54.36 ID:bQrFZPaJ0
「そっか……プロデューサーも忙しいんだし仕方ないね」

仕事が増えればそれだけボクたちもアイドルとして成長できるのはいいけど、

そうなるとプロデューサーがもっと忙しくなるから、それはそれで心配だな。

14: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:33:38.17 ID:bQrFZPaJ0
「響ちゃん、なんだか様子がおかしかったような――」

こういう気持ちって、けっこう周りに伝わっちゃうんだよね。

せめてボクだけは平気そうな顔をしていないと……って思うんだけど。

15: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:38:29.56 ID:bQrFZPaJ0
「ちょっと待って！」

そう思って出て行こうとしたボクを雪歩が止めた。

「違う……と思う」

16: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:42:00.46 ID:bQrFZPaJ0
「そうだね、響もひとりになりたい時もあるだろうし――」

本当にそれでいいのか、って思いながらボクたちは待つことにした。

プロデューサーの到着まではまだ時間があるから、明日の仕事の内容に目を通すのもよかったけど、

17: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:45:24.67 ID:bQrFZPaJ0
「それで響さんと一緒にお買い物に行ったんですよ！　弟たちもすっごく喜んでました！」

「へえ、賑やかそうだね」

「はい！　それに響さん、お料理がとっても上手なんです。この前も冷蔵庫の中身で――」

18: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:50:20.82 ID:bQrFZPaJ0
「小っちゃい犬もダメなのに絶対に無理、って思ったけど……“いぬ美はおとなしいから大丈夫だぞ”って。

その時に響ちゃんに教えてもらったんだ。まずは目線を合わせることからだ、って」

「うんうん」

19: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/25(月) 21:52:22.77 ID:bQrFZPaJ0
　本日分は以上です。
それでは、また。

20:名無しNIPPER[sage]
2016/04/25(月) 22:42:24.68 ID:bulF2UIZo
乙です

21: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 21:29:25.04 ID:tiBhXhMW0
いろいろと話をして改めて分かったのは、みんな響から元気をもらってる、ってことだった。

やよいや雪歩だけじゃない。

千早に律子、貴音やあずささんも。

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