過去ログ - 【アイマス】滄の向こう（菊地真篇） -SS速報VIP

過去ログ - 【アイマス】滄の向こう（菊地真篇）

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24: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 21:41:23.17 ID:tiBhXhMW0
それからしばらく、ボクも響も黙ったままで。

響が泣きやむまでの間、ボクは冷静になるように努めた。

つい熱くなってしまうのは昔からの悪い癖だ。

以下略

25: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 21:46:11.09 ID:tiBhXhMW0
「やっぱり――」

思わず声に出す。

「けっこう意地っ張りだよね、響って」

以下略

26: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 21:51:11.39 ID:tiBhXhMW0
「あの時、誰も手を挙げなかった。みんな、響を推してたんだよ？　響のためにあるような仕事だ、って。

だけど前日に響が体調を崩して……それで急遽、春香が行くことになって――」

あれは本当に響のための仕事だったと思う。

以下略

27: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 21:53:35.35 ID:tiBhXhMW0
「これ、今だから思うんだけど、体調を崩したのって……本当だったの？」

「じ、自分のこと疑ってるのか？」

「うん」

以下略

28: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 21:58:27.01 ID:tiBhXhMW0
「なんで？」

「だって自分、ウソをついたんだ。悪いこと、なんだぞ……？」

ウソは悪いことだって、ボクも小さい頃にそう教えられてきた。

以下略

29: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 22:00:57.10 ID:tiBhXhMW0
「………………」

やっと思い当たる。

思い出す。

以下略

30: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/26(火) 22:01:42.53 ID:tiBhXhMW0
　本日分は以上です。
それでは、また。

31: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/27(水) 21:18:25.82 ID:wFZv3Euk0

・
・

以下略

32: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/27(水) 21:22:05.24 ID:wFZv3Euk0
「………………」

だけどそれらは全部、過去に起こった出来事だ。

調べようと思えば調べられるし、そもそも社長やプロデューサーは本人から聞いているかもしれない。

以下略

33: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/27(水) 21:26:24.05 ID:wFZv3Euk0
「なに言ってるんだ、真？　ひょっとして自分の話、聞いてなかった……？」

「トップアイドルになるまで沖縄には帰らないって、ずっと貫き通せるってすごいじゃないか」

ボクだったら、どうだろう。

以下略

34: ◆e85MZF7Uug[saga]
2016/04/27(水) 21:29:07.94 ID:wFZv3Euk0
「７６５プロだけじゃない。他の事務所のアイドルにだって負けないって、それくらいの自信があったんだ」

「………………」

「だけど響のダンスを初めて見た時、怖いって思ったよ。怪獣がいるって」

以下略

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