過去ログ - 【艦これ】提督「続投しましたけど…」
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329:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:01:41.52 ID:zg6tL2XN0

「閣下どうなさいます」

男の声は落ち着いていた。
武官は苛立ちを表しかけたが抑えて答えた。
以下略



330:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:03:17.05 ID:zg6tL2XN0

日本に戻るはずが、取りやめになったとグラーフは聞いた。
聞けば、表沙汰にこそならなかったが鹵獲した深海の脱走と、
兵器関連企業の女性社員が拉致られた為らしい。
ただでさえ、提督が一人殺害されている状況である。
以下略



331:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:05:33.30 ID:zg6tL2XN0

「…待機ですか」

耳を疑う辞令を思い出し、
ホテルの自室で思わず大淀は一人つぶやいた。
以下略



332:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:06:10.95 ID:zg6tL2XN0

だが、大淀は自分たちが帰還出来ない理由として、
その調査が原因として弱い事に気付いていた。

大淀は考える。
以下略



333:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:06:40.91 ID:zg6tL2XN0

【提督】の技術を大本営は知っている。
あの新任、
いや彼を派遣した上層部が自分たちを疑うのも当然だ。
提督の部下である自分たちに、
以下略



334:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:07:16.71 ID:zg6tL2XN0

不味いだけのタバコを、
大淀は手にし火をつけた。

「死んでも、迷惑かけるんですね。
以下略



335:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:08:19.53 ID:zg6tL2XN0

彼女は手にとったライターを見る。
…彼の部屋から持ち出せた唯一の物だった。
何度吸っても煙は不味く、喉が乾く。
けれど、
以下略



336:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:09:36.69 ID:zg6tL2XN0

「…先生」

彼の姿が見える気がした。
目頭が熱くなるのを大淀は感じた。
以下略



337:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:10:50.28 ID:zg6tL2XN0

「いい子じゃないほうが、よかったですね」

夕立のセリフが思い出された。

以下略



338:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:11:45.40 ID:zg6tL2XN0

消えない自分の病。
だったら自分の手で消そうと思っていた。
そうすれば楽だった。
哀れみなんていらなかった。
以下略



339:名無しNIPPER[saga]
2016/05/21(土) 22:12:38.76 ID:zg6tL2XN0

「てーとく」

あの人をわかる為に、そうしてきた。
あの人の知ってること、
以下略



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