過去ログ - 【艦これ】提督「続投しましたけど…」
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577:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 22:13:31.35 ID:a2V6/jCW0

男は答える。
明石はそれでよしとした。
男に対しての情、それ以上の感情を明石は持っていなかった。
もしも誰からか、提督に対して恋慕があるかと聞かれたならば彼女は大笑いしただろう。
性交渉が可能な相手であるが、愛したい気持ちなど微塵もなかった。
彼女にしてみれば、何処までいっても提督は恋の対象にはならない。
それは提督も同様だろう。
ただお互いに情があるのは、どちらも自覚していた。
だがそれが愛でないと明石は知っていたし、提督はその答えを知っていた。
何故なら、提督は己の部下としてしか明石を大切に感じていなかった。
逆に明石は仲間の小娘と違い、己が強い我欲を持っていると知っていたからこそ、
提督に恋慕のようなものは持っていなかった。
この男にすがるほど、我が身は軽くないと明石は思っていた。
それは男も同じだろう。



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