過去ログ - 【艦これ】提督「続投しましたけど…」 -SS速報VIP

過去ログ - 【艦これ】提督「続投しましたけど…」

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692:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:10:09.58 ID:6pQdMD970

後任士官は頭を抱えていた。
順調な出航は、再三の嫌な出来事により潰えた。
胃痛を覚えながら彼は詰所で思い悩んでいた。

693:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:10:57.54 ID:6pQdMD970

酒が欲しい。

男はそう思いながらふらつく足取りで、詰所を出た。
その時だった。

694:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:11:28.28 ID:6pQdMD970

「…天城？！」

夕立が反応し、涼風は前を向く。

695:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:12:19.88 ID:6pQdMD970

「どうなってんだよ！」

涼風が言うと、天城が答える。

696:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:13:00.25 ID:6pQdMD970

「驚きね」

耳を穿つような轟音が途切れない。
互いに応射しながら、ビスマルクはつぶやく。

697:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:13:37.34 ID:6pQdMD970

「普通の戦艦相手なら上出来じゃない？」

そう言いつつ、ビスマルクも雷撃で応じる。
すでに二度ほど大淀は被弾している。

698:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:14:20.93 ID:6pQdMD970

「でも、終わり」

主砲を構える。
もう、敵への興味は尽きた。

699:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:15:26.84 ID:6pQdMD970

「？！」

ビスマルクは直撃を確信していた。
だが、砲弾は大淀の艤装を吹き飛ばさなかった。

700:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:18:02.24 ID:6pQdMD970

「……はッ、ハッ…」

荒い息を止める。
損傷はデカイが、まだ沈みはしない。

701:名無しNIPPER[saga]
2016/11/30(水) 23:19:50.93 ID:6pQdMD970

「…なんだよ、それ」

水柱が上がったあと、そこには誰も立っていなかった。
大淀は艤装の再展開が間に合ったものの直撃で昏倒。

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